どこで探す?
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日本語の通じる医者;パリに意外と、各科そろっている。地球の暮らし方なんかの本にも載っているし、各種日系ミニコミ誌にも紹介してあるので、捨てずに置いておく。アメリカンホスピタルでは、平日の受診だと、日本人通訳がついてくれる。
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イエローページ;サイトはこちら。
topページの赤いguideのボタンを押して→SANTE,
ACTION SOCIALE→Professions
médicales→各種専門医(仏語は下記参照)→一番下の欄にお探しの地区の郵便番号を入れる。で探してください。
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ご近所さんの口コミで;これも頼りになる。ただ、人によっての相性・好き嫌いがあるので、なるたけ趣味の合いそうなお隣さんに)聞く(笑)。
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薬局で;確実。
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自分の足で;普段の散歩がてらに、どこに何の医者があるかチェックしておくと、行きやすい。アパートの入り口近くにB5版程度の大きさの看板がかかっていて「Drの名前・専門としている科・電話番号・部屋番号・診察時間・肩書き」なんかが書いてある。メモメモ。
フランスの医者ってどんな感じ?
日本で、町医者、というと、それなりの建物を構えているものだけど、こちらではごくふつ〜のアパートの1室を診療所として借りてやっています。
診察するためだけの場所なので、スタッフも受付嬢が一人にDrがいる程度のもの。
白衣も、めったに着ていないの。
ブザーを押してはいるとDr自らお出迎え、あるいは受付嬢の案内で待合所へ。
順番が来ると、「こんにちわ」なんてまず握手なんかしたりして、診察室へ。
先生お気に入りのテーブルにはさみあって座るとお天気の話から入って、「で、今日はどうしたの?」なんて気楽に診察開始。
症状説明が終わったら、ベットに移動するかその場で診察。
診断内容の説明があって、処方箋を書いてもらって、直接Drにお金を払うと、Dr自らのお見送りと握手で、帰宅。
簡単。
予約を取る!?
とらないとだめなんですよねー、大概。
特に、皮膚・目・歯・耳なんかの専門医は必ず予約要な上、その日のうちに診てもらえるよう予約をとることが難しい。
ただし、一般医の場合予約不要だったり、「1・2時間後にどうぞ」とぽっと予約を入れてもらえたりする。
なので、蕁麻疹や結膜炎とか、重篤でないけど、すぐに診て欲しい、というような疾患の時には、とりあえず一般医に相談するのもひとつの手、ですね。
調べた電話番号に電話をかけ、予約を取る!まずは、挑戦。
フランス語が得意でない人手もDrにかかれる?その極意!
日常会話もままならないのに、専門用語交じりの仏語がわかるわきゃーないんです!
こういう時は、詳しい事は専門家であるDrに全面的に任せて、まな板の上の鯉になろ〜!
病気を説明する方法。
@紙に書いていく。文章でなくともよい。症状の羅列でも伝わる!
A質問されてもわからんことは、わからんと言っておく。
Bそれでも、Drがどうしても知りたいことらしかったら、辞書を渡して単語をDrにひいてもらう。
Drからの説明の中で重要な事はたった3つ!
@病名
A薬の飲み方
B次はいつ来ればよいのか
これだけは、病にモーローとするおつむをはっきりさせて聞き取ってください。
これだけで、とりあえず必要な治療が受けられるし、病気の詳しいことは自分でなんとでも調べられます。
受け取るべき書類
@セキュリテソシアルに出す紙。
A処方箋
ただ、再検査やより高度な専門医の治療が必要になるような、重大な病気のときはフランス語に明るい人にお願いしてついてきてもらうか、あるいは日本語の通じる高度医療提供病院へ行ってください。
往診?
たいてい一般医(Generaliste)なら気楽に往診してくれます。
普通は自分の診察室を持っていても、午前中を往診に当てていることが多いので、近所に一般医を見つけたら、往診してくれるかどうか聞いてみるとよし!
たいてい、決められた時間までに往診の申し込みのお電話を入れ、あとは寝て待つべし。
一般医で小児も見てくれて往診もしている、というDrをかかりつけ医に選ぶと、とっても楽♪
緊急時には?
夜間・休日など、かかりつけ医と連絡が取れないときには「SOSメディサン」というサービスがあります。
SOS Medecin 01・47・07・77・77(イル・ド・フランス)
受付嬢につながりますので、症状を簡単に説明すると、手の開いているDrと連絡をとってくれ、何分後に到着するかまで、段取りをつけてくれます。
医療費は、普通の医者にかかるよりは割高。治療内容にもよるけど、一般医でで300Frぐらい。
大怪我で大出血、ものすごい高熱でひきつけ、病気の急変といった大緊急時には、救急車を呼ぶ!
SAMUは15番!
POMPIRESは18番!
(緊急度はSAMU<POMPIRES。ドクターカーを頼むことも可能;友人談)
有料(書類をそろえてSSに提出にて全額返金される;同談)!のんびりしてる!
頼りにならん、と思ったら自分ちの車で、緊急外来へ!
SOSメディサンに症状を説明して「手におえんから、救急外来へ行け。救急車を呼べ」とアドバイスされることもあるらしい。
総合病院
普段の病気では、個人の判断で直接総合病院へ行く事はまずありませんし、メリットもありません。(アメリカンホスピタルは別。でも、風邪で600Frもとられた日にゃぁ、病状ますます悪化しそう・・・高いっ!)
子供が総合病院で出生した場合、その後の健康定期診断・予防接種を無料でその病院にて2歳まで受けることができます。
近所のかかりつけ医などの診断で、より精密な検査が必要とされる時には、その設備を備えた最寄の総合病院が紹介され、検査のみ受けることもあります。
検査だけでなく、より高度な医療が必要とかかりつけ医から診断されたときには、そこから、適切な総合病院のDrに紹介される時も。
休日・夜間時や、急激な病状の変化の時の救急外来は頼りになります。
近所の、総合病院の救急外来の場所は要チェック!
薬局利用法
ちょっと調子が悪い・かかりつけDrがバカンスでetcちょっと薬が欲しいという時、市販薬を選んでくれるのが薬屋さん。
日本のように、自分で勝手に手に取って選べるわけではないのですが、その分親切に薬剤師さんが話を聞いてくれます。
病院でもらった処方箋を見せると、薬を出してもらえるだけでなく、実物を手にとってゆっくりと改めて説明してくれます。
子供の薬は、はかり方がスプーン式・注射式・コップ式と様々だったり、日本にはないような瓶に水を入れて溶かすタイプの粉薬等、風変わりな物も多いので、実物を手にとって投与法を教われるのには大助かりです。
また後からでも質問に行ける気安さも安心ものです。
薬関係の事だけでなく、近所の医院・各種検査所等の住所も教えてもらえるし、新生児用体重計や松葉杖なんかの貸し出しも大きいところではやっています。
蛇足ながら、動物関係の薬を扱っているのも人間の薬局です。
フランス語で、なんちゅーの?
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内科・一般医médecine générale、小児科pédiatrie
maladies des enfants;一緒にやっているところもあります。往診もしてくれる医者をホームドクターに選ぶと、よし!
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産婦人科gynécologie-obstétrique;女性はぜひおさえておきましょう!
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目医者ophtalmologie
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皮膚科dermatologie et vénéréologie
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耳鼻科oto-rhino-laryngologie
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歯医者chirurgiens-dentistes et docteurs en
chirurgie dentaire
日本語で受診できるパリのお医者様
裏話
バカンスの国の病院はやっぱりしっかりバカンスを取るので、患者は困ります。
スト大好き人間の多い国の病院はしっかりストに入るので、患者はびびります。
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