じゅぬびーえーぶ一家の体験談をもとに
基本的な看護の方法、あっと驚くフランス式の病気への対処の仕方、
病気についての説明、云々カンヌんを、書き出してみようという試み。
使用した薬画像 | 日付 | 症状 | 対応 | 親心 |
5/21 5/22 |
首筋に一つ、火山の噴火口のような発疹発見。 ニキビ? と思っていたら、たちまち背中に、たくさんブツブツが現れ始めた! よく見ると、先端に水疱を持ったブツが! |
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5/23 | かかりつけのDrに往診してもらう。 水疱瘡、とのこと。 薬は… @赤チン「Eosine」: 湿疹が出始めてから10日間の禁足令。 |
水疱瘡自体は、Chichiのクラスではないけれど、幼稚園で流行っていたので、まぁかかってもしょうがない、という感じ。 しかし、このタイミングで、のぉ〜(>_<)。 アトピーのための保湿クリームが塗れないので、アトピーが悪化しないか、非常に心配。 |
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〜 5/25 |
みるみるうちに水痘が広がり、文字どうり、頭の先から足の裏まで、ブツまみれ!背中のブツブツ状態に、ぞぉ〜っと、鳥肌立っちゃったよぉ(>_<)。 3日間ほど高熱が続き、湿疹も衰えを見せなかったが、25日昼寝前と後で、状況が一変。 峠を越したらしい。 |
一時はどうなることかと思ったけど、水疱瘡のブツブツって、枯れる時はみるみるうちに、枯れるのだね〜、と感心。 それはそれで、なんか、気持ち悪い…ごめ〜ん、Chichi(笑)! |
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〜 6/1 |
どんどん枯れて、かさぶたになっていく水痘。 水疱瘡がひどい時には、全くアトピー症状が出なかったのに、直ってくると、また、ぞろ、アトピーが出てきた。 痒いらしく、かさぶたも、むしっているぞ! |
フランスの水疱瘡事情は、話に聞くだけでも、ずいぶん、日本とは違うようです〜。 とにかく、予防接種もなけりゃ、水疱瘡を軽少に抑える薬もない! 「出るモンは出せ〜!」状態で、赤チンだけなのには、参ったよ(>_<)。 しかも、シャワーは毎日しても良いんだって…日本では、入らないんだよね? でも、水疱瘡をしっかりやっておくと、大人になってから、ヘルペス(水疱瘡と同じウイルスなんだよね)にかからないと言うから、コレも免疫付けるため!と、ひたすら、禁足令で、我慢の子。 このあと、Mimiも、やっぱり、かかり、ほぼ1ヶ月、水疱瘡と、おつきあい♪ フランス生活最後に、良い想い出になりました、ホント(爆)!
それにしても赤チン姿で外出した時の、仏人の反応が面白かったね。 しかし、水疱瘡が出ている時に、アトピーが治まっていたのには、驚き…ありがたかったけど。 |
使用した薬画像 | 日付 | 症状 | 対応 | 親心 |
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3月中旬〜 |
季節の変わり目のせいか、年末に始まって、軽快〜小康状態を保っていた、アトピー様皮膚症状が、急激に憎悪。 全身にただれ・発疹・発赤を認める。 目の周囲も、アトピっ子独特のクマが出来ている。 かゆみもひどく、よるもよくねむれず、なんどもおきてはかきむしる。 頭皮も、フケを吹いたように、ぼろぼろになりつつある。 |
年末にもらっていた、ステロイドと皮膚保護材(グリセリン?)との調合薬を、医師の指示なしに塗ってみたり。んが、それもだんだんと効果がなくなってきたような…。 もちろん、いつものボディクリームは塗っているが、全然ダメ、みたい。 |
ものすごくひどい有様!顔までブツブツまみれになり、ドキドキ。 夜も親子共々、睡眠不足気味。 かきむしっているChichiの様子を見るのもつらく、いくらクリームを塗っても、砂漠のような肌に、情けなさが募る。
左上画像は、Chichiによる「自画像」。 |
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3/27 | 元サン・ルイ病院{皮膚科で世界的に有名)の「アトピー科」に在籍していた、Drにかかる。 薬: @efficort:ごく弱いステロイド塗り薬。毎日1回顔も含めて、全身に塗布(んが、顔は、前のDrにもらった、もっと弱い調合ステロイドを使っていた) Azirtec:抗アレルギー内服薬。眠気を催すので、ねる前に10滴、スプーンに取り分けて内服させる。 BSeptovon:入浴用ボディソープ。 COilatum:入浴用オイル DADERMA・Exomega:いつも使っているボディクリームを1日2回塗布。 生活上の注意は、 |
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4/3〜 | 取りあえず1週間、先生の処方どうりにやってみる。 と、初日から、夜1回程度しか目覚めなくなり、掻くのもかなり少なくなっている。飲み薬の効果? 皮膚自体も、赤み・乾燥はひかないモノの、傷になっていた部分が、かさぶたになり、回復の兆しが。 |
「かなりよくなりつつあるが、もう1週間、同じコトを続けて、徐々にステロイドを切っていくようにしよう。」 顔: @1週間目は、1日おきにefficortを塗布。 A2週間目は、1週間に1回。 Bそれで、ステロイドは、終了。 体: @1週間目は毎日1回efficortを塗布。 A2週間目は、1日おき。 B3〜4週間目は、10日に1度。 C以後は、ステロイド、終了。 zirtec10滴は1ヶ月内服を続ける。 入浴時のケア、クリームの塗布は、続けること。 たまたまPMIの検診が重なり、おすすめのクリームがあると、「Dexeryl」を処方してもらう。 |
実を言うと、年末に皮膚症状が出た時に処方してもらった、調合薬を、指定された期間以外にも、2日に一度、3日に一度と、塗布していたワタクシ。 ステロイドを、この先生の指示するようにうまく切れるか、かなり、心配…。 顔にステロイドを塗るのが心配で、上記の調合剤(調合剤なのでステロイド含有率が少ない)を、用いる。 こんな勝手ばっかりして、良いのか…。 |
五月上旬 | ほぼ肌症状、消失。先生の指示どうりに、うまくステロイドも切れた。 しかし、親指から手の甲にかけて、指しゃぶりが原因で、かぶれている様子? |
指しゃぶりを止められず、そのせいで手がかぶれているのもある様子なので、おしゃぶりを買ってきてみる。 自分でも、痒い時には、クリームを塗るようにと、家に余っていたメンソレータムを彼女用に与える。 |
ADERMAに代わって用い始めた「Dexeryl」が非常に効果があったらしく、お肌がみるみるうちに,プクプクつやつやに! たぶんコレのおかげで、ステロイド離脱がうまくいったのだと思う。 |
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5月中旬 | マルセイユ旅行へ。 旅の疲れ、食事の変化に加え、家と同じお肌のケアが出来ない(彼女用風呂セット忘れた)為、お肌が、再び、ひどい状態に! 痒い、痒い!!! |
海水浴 | 海の塩は、アトピーによいと昔から言うけれど、ほんと! あんなに荒れていた肌が、翌日には、赤みがひいてすっかり良くなっていた。どびっくり! |
ほぼ2ヶ月に及ぶ、闘病日記ですね〜。 やっぱり慢性病は、経過が長いです。 症状を見ると、あまりにもひどくって、素早く消し去って、治してあげたい!と思うけれど、焦りは禁物。 今回は、何より、「Dexeryl」と巡り会えたことが一番の僥倖でした。 このクリームは、友人達数人が、子供の肌荒れに用いており、噂は耳にしていたけれど、私にとってはPMIの先生が処方してくれたので、やっと巡り会えた!という一品。 普通薬局で売っているようなボディクリームは、保険もきかない上70Fもするのですが、コレは処方してもらえば保険もききます。処方箋ナシでも購入できますが、30Frほどです! 塗布すればたちまち、お肌がプクプクしてきます。アラ、不思議。もちろんステロイド剤ではありません。
それと、海水の治癒力には、驚き! |
使用した薬画像 | 日付 | 症状 | 対応 | 親心 |
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1/18 |
Mimi、40,1度もの高熱が朝から出る! |
薬局にて「DOLIPRANE300mg」(座薬)購入、様子を見つつ2回使用するが、下がっても38度台。 | 近所の子供も、高熱が出て、熱性痙攣を起こしたという話を聞いていたので、うちにしては、早めに、解熱剤使用。 |
1/19 | Mimi、39度台の発熱、続く。 | 「DOLIPRANE300mg」(座薬)、昨日よりは効果があるらしく、服用ごかなり熱が下がっているらしい。 | 明日には元気になりそうかな。 | |
1/20 | じゅぬびえーぶとChichi発熱! Mimiは回復したらしく、元気。 |
Chichiには、「DOLIPRANE300mg」(座薬)を2回、 じゅぬびえーぶは日本の解熱剤を3回使用。 あんまり反応は良くなくて、2人とも薬を服用しても38度台。 |
大人のじゅぬびえーぶにとっては、こんなに高熱が続くのは、久しぶり。一日中、Chichiとうとうと、ぐったり・・・です。 犬も調子悪いらしく、目やにをたらしていますよ〜。 |
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Chichi用![]()
Mimi用
反則! |
1/21 | 再びMimi発熱。女子供3人、高熱隊! 解熱剤、使いまくり! |
往診で、かかりつけ医を呼ぶ。 Chichiには、「josacine(抗生物質)」(この小瓶に水を入れて、粉を溶かし、注射器で量をはかって内服する。) 「Carbocisteine(咳止め)」 「Doliprane(解熱剤)」(シロップ。注射器で量を測って投与)「Zyrtec(抗アレルギー剤)」(15滴) Mimiには、「Doliprane(解熱剤)」「Oroken(抗生物質)」 私には、 「Eludril」「Carbocisteine(咳止め)」 「Zithro(抗生物質)」「VitamineC(ビタミンC)」(錠剤をコップ一杯の水にシュワシュワ溶かして、ジュースのようにして内服) |
「Doliprane」に子供用シロップがあるのを知り、驚き。まずいらしいが、子供たちは「座薬よりまし!」と我慢している。 ChichiとMimiで抗生物質が違うのは、先日のアレルギーの件があるからかな? しかしこれだけ皆違う薬・・・管理が大変だよ。 この先生は、すっごく面倒見がよくって、病気のことだけではなく、食事のこと、部屋の温度のことなど生活上の注意も与えてくれるのだけど、抗生物質だしまくりの毛があり、ちょっと気になる。 しかし、往診3人分は、お財布が痛かったなぁ〜・・88euroしたよ。 |
1/22 |
子供2人、朝起きがけに、高熱38度台似て、解熱剤使用。Chichiは夜分にも熱が上がり、同内服する。 私は、熱はなくなったが、咳がひどい。 |
処方薬、内服。 私の咳に対してはCarbocisteineがまったく効果が無いので、以前日本の病院でで処方してもらった「麦門冬湯」という漢方薬と、「リココデ」と言う咳止め錠剤を、まとめて内服(本当はやっちゃぁいけません!)。 |
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1/23 | Chichiのみ、起きがけに高熱あり、解熱剤使用。 夫、同じ症状の風邪、発病。 |
私とMimiは、体力回復を待つばかり、Chichiもかなり熱が出なくなってきたというころになって、夫発病。 家族で病気の、持ちつ持たれつとは、このことねぇ。 |
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1/24 | Mimiは、久しぶりに幼稚園へ! Chichiは、起きがけに発熱。一回だけ解熱剤を使用。 夫、病欠。 |
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1/25 | 今日は、Chichiも発熱することなく経過。完治かな? 夫、病欠。 |
今回は、ものすごい高熱に、やられました。 はじめの数日は、解熱剤を飲んでも、38度台までしか下がらず、体温計が壊れたのかと思ったくらいだよ。 高熱が続くと、体力を消耗するので、しんどかったです〜。 同じ病気の様に見えて、Chichi+私と、Mimiでは喉をやられているチームとそうでないのとで、処方内容が違った。薬が、それぞれまったく違うものばかりで、管理が大変だったわ。
じゅぬびえーぶは、すこぶる喉が弱くて、風邪を引き始めるのも喉なら、最後まで悩まされるのも、喉! |
使用した薬画像 | 日付 | 症状 | 対応 | 親心 |
12月 中旬 |
元気なし・食欲不振・白色便?皮膚の異常乾燥。 |
様子観察 |
食いしん坊のChichiが食欲不振!? |
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12/23 | 上記の症状が一週間以上続く。 |
かかりつけ医の往診。肝臓の問題ではない。白色便は、食欲不振によるもの。疲労+軽いのど風邪とのことで、抗生物質(右)と、コデイン配合の咳止め(左)を処方。 皮膚には、こってりしたボディクリーム(左下)。 |
白色便に、皮膚症状と長くきてるので、肝臓が悪い?と心配になったものの、セーフ。 尿の色も問題ないし、白色便が出るほど肝臓あたりが悪いなら、黄疸も出ているはず、とDr。 最近、ずっと出かけっぱなしなので、疲労かな。 |
12/24 | 左記の症状+皮膚に、赤い発疹+顔面(特に目の周り)のアトピー様腫脹+かゆみ増強 | 様子観察 | なんだろ? 今までは、ひどい乾燥肌だけだったのに。腫れてるし、ぶつぶつ? |
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12/25 | 皮膚症状、悪化。 |
もしかして、抗生物質アレルギー(3回分指定どうりに内服)? かかりつけ医に連絡。 電話にて、抗アレルギー剤(左)処方。内服後一時間後に、顔面の腫脹軽減の兆しあり。 かかりつけ医に、電話にて現状連絡。 夕方直接受診時、皮膚科受診を進められる。抗アレルギー剤+ボディクリーム継続。 |
あまりにひどい、かおに、びっくり仰天!うちで一番の美貌を誇る大切なChichiの顔だけに(笑)、ショック! 疲労+皮膚が過剰に敏感になっている時に、抗生物質はきつかったか。 |
12/26 | 皮膚症状、かなり軽減。白色便改善!食欲回復! | 皮膚科受診するも、症状がかなり落ち着いており、肩透かし。 ボディオイル・クリーム各種処方、軽いステロイド剤も出される。 |
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〜1/4 | 一時期、皮膚症状の自然回復が期待されたが、再び、悪化! | ステロイド剤塗布、開始。 写真、左から、 入浴用オイル・入浴時 こってりボディクリーム2回/日 ステロイド軟こう2回/日 抗アレルギー剤15滴/日 |
ステロイド、塗らないで済むならそうしたかった・・・。 まぁ、1週間ほどだけなら、習慣性は付かないけど。 正しく使おう! |
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1/7 |
皮膚症状、ケアにより、ほぼ消失。 | 1月11日まで、ステロイド継続予定。 以後、左写真のケア剤に移行。 |
現在、かなり良くなっている。 ステロイド切っても、アトピー症状が再悪しないように、祈る。 |
それ 以降 |
皮膚症状、良くなったり悪くなったり。かゆみも持続。 | 入浴用オイル・入浴時 こってりボディクリーム2回/日 |
痒いのを、子供なりに一生懸命我慢しようとしている様子が、けなげでかわいそう(;_;)。早く完治するといいのに・・・。 |
風邪は万病の元!
お肌のお手入れも、面倒だからと、サボってはいけません!
気を抜くと、大事に至ります。
そして、益々お手入れが大変になって、自分の首を絞めるようなもの!!
しかし、抗生物質アレルギーか・・・。
体力のあるときなら、抗生物質にもアレルギーを示さなかったと思う。
現に、この「アモキシリン」もっと小さい時に内服した事がある。
その時は、まったく平気だったのにねぇ。
皮膚科通いを進められた当初、「子供病院、または、皮膚科で有名なサン・ルイ病院」へ行け!
といわれ「そんな、大きなトコ行ったら、大事になる〜」と戦々恐々。
パッチテストからなにまでやられ、検査にそれこそ半年ぐらいかかりそう(笑)。
しかも、大病院は、機械的だから、子供連れて、待たされたり、あっちこっち行かされるのは、やだ!
それなら、半年後の帰国を待って、日本の病院で精密検査を受けさせたい!
と思って、近所の個人の皮膚科に行くことにした。
とりあえず、今回の騒ぎが収まれば、このまま、そ〜っと、帰国したい(^_-)。
皆さんも、気をつけて・・・。
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