デッサン2001年10月から12月

2001年10月から、フランス・パリ市が後援する「ADAC」という習い事の協会で
念願のデッサンを習い始めました。
まともに絵を描いたのは、中学校までの図画・工作でのみ!
だけど、イラストや漫画が好きで、ちょくちょく描いては、
新聞に投稿したり、仲間内の会報なんかに載せたりして、遊んでました。
しかし、とにかく!基礎を知らないどころか、
鉛筆の持ち方さえわからないド素人!
馬鹿みたいに下手クソですが、まぁ、温かく見守って下さい。

  1. アトリエのワイン瓶(2点透視法について)
  2. 空想上の公園(1点透視法について)
  3. 人物クロッキー
  4. 巻貝(生物をデッサンするにあたって)
  5. 椅子に投げ出されたワンピース
    (布をデッサンするにあたって)
  6. 雑誌から題材を探してのクロッキー
  7. 運動靴〜 2001年11月19日
  8. アトリエの小物(静物)11/26
  9. アトリエの静物(2点遠近法)12/3
  10. 食卓?と落書き12/10
  11. ポスター12/17

アトリエのワイン瓶(2点透視法について)

初めて行ったデッサン教室で、緊張の中、描いたもの。
といっても、5割は先生が描いたかな(^^ゞ。
2点透視法といって、画面の外に基準となる2点を取り、
その2点から発する放射線に沿って、
平面・線を引気、遠近感を出す、というやり方。
だけど、どーやっても、いがむ!
すんごくかしいだ机しか描けないんだもん!
しかも、ゆがんだ線を見ていると、我ながら気分が悪〜くなってくる…。
それでも、物品の置き方にすごくリズムがあって、よろしい!
と、ほめられちゃって、ちょっとうれしい(^^ゞ。
先生ったら、おだて上手♡
 

 

空想上の公園(1点透視法について)

画面上に任意の1点をとり、そこから放射状に発する線を基準に、遠近感を出す1点透視法。
これも、すでに放射線がまっすぐに引けない!
腕がコンパスの役目を果たし、半円になっちゃうの、ど〜しても!
しかも、題材が、コレ、教室に座って、自分の空想で町並みなり何なり描け!というのだから、かなり無理がある。
とりあえず公園ということにして画面半分はごまかしたが、建物が描けない!
3時間が拷問に感じられた1日。
2回目にして挫折か!?
 

 

人物クロッキー

同じ教室仲間を、お互いにデッサンしあうという回。
しかも、煮詰めないで、15〜20分で一体のペースで描いて描いて描きまくる!
コレが面白くってさ〜。
これぞ、漫画・イラストを描くノリで(^^ゞ。
それにひとを描くのも興味深い。
3時間があっという間に過ぎてったし、もっと描きたかったなぁ〜。
だけど、体の位置・大きさなどバランスをとるのが難しくて、8頭身・3頭身のアニメ漫画みたいになってるのもある(笑)。

 

巻貝(生物をデッサンするにあたって)

コレも拷問系の題材。
漫画の巻貝なら、自分の好きな理想のスタイルに仕上げられるけど、
本物の貝は、欠けていたり、イボイボが変なところにあったり、なんだかとにかく描きにくい!
描き込めば描き込むほど、貝じゃなくなる…。
結局3割ほど先生に直してもらい何とか形ができる。
しかし、影をつけるのも難しい!
影を上手く付けるコツって、なんかあるのかな?
 

 

椅子に投げ出されたワンピース

布の柔らかさ・流れの表現に、柄や光の影をどう乗せるか…難問。
だけど、結構布を描くのは好きなんだ〜。
ギリシャ調のドレスとか、飛鳥時代風の衣装とか、描くのが好きで(^^ゞ。
それでも、黒の木炭ひとつで、布の質感を失わずに、
柄の濃淡まで描き出すのは難しい。
楽しく描いていたら、時間がなくなって、柄を描ききれなかったよ。
しかし、布はよしとして、苦手なのは、
椅子とか硬いものを描くことのほう。
だって平衡感覚とかのごまかしがきかない。

うちの教室では、大きな画用紙に書き込む前に、
小さな紙に下絵として、クロッキーを描く。
15分ほどで大まかに仕上げたそれを見つつ、大きな画用紙に写し取る。
そのときに、4等分して、題材の位置を決めることに腐心する。
色々とセオリーがある。

 

雑誌から題材を探してのクロッキー

その辺にある雑誌から、興味のある題材を探し、
20分ほどでクロッキーをしまくるという、練習。

この方法は、一人で練習するのになかなかよいと思う。
題材はいくらでもあるし、折りたたみ自由、動かないし、
これで、苦手な背景や、静物を練習すればいいんだが・・・
苦手なものを、自らすすんで描くというのは、苦行です(^^ゞ。

人物描くのやっぱ好き♡
だけど、とうとう先生から
「うぅ〜ん、漫画が入ってるねぇ」と見破られてしまった…ややや。

 

運動靴〜

ボロく破れた、におってきそうな運動靴のデッサン。
題材を分析し、それをを写し描くという訓練の一環らしい。

分析は、題材をどの角度から描けば一番美しく描き取れるかを、選ぶことから始まり、
画用紙上にどのように配置するか、
構図をどう取るか、
運動靴のフォームバランス、
最後は影の付け方、
色々あんだなぁ〜、これが。

拷問系デッサンかとびびったが、硬い靴部分と紐の動きのコントラストが、
描いていて楽しく、今日ははじめて、ちゃんと描ききった!と言う気分。
ハイ、これが、今のすべての実力、です・・・こんな程度で(>_<)。

同じ教室の友人に「紐の部分のムードがアダミみたい!」と言われた。
画家らしいけどアダミって、誰?

 

アトリエの小物(静物)

大体の流れから、すでにお察しのように(笑)、
こーゆーの、苦手、です(^^ゞ。

右の筆立てをこの大きさで描いたら、
こっちの瓶は、どのくらい離れた位置に、どの大きさで描かないといけないか・・・
悩ましいし、万が一わかったとしても、描くのは難しい。
パレット(なんです、コレ)の四角も遠近法で微妙に描き分けないといけないし。

だけど、描いては消し描いては消ししながら、
「おっ!?さっきより、いいんじゃない?」
と思える瞬間って、気持ちいいぞ!
と、初めて、感じた。

下手は下手なりに、自己完結しています(ーー;)。

 

アトリエの静物(2点遠近法)

入門して間もない頃に一度やった、2点透視法について、詳しくお勉強。
画面外に任意の2点を取り、そこからの放射線状に線を取り面を作る・・・
なんじゃらほい?ッて状態だったけど、今回やっとわかった。

ものは、見る位置によって見え方が違う。
たとえば、高いビルをヘリコプターから見下ろすのと、地面に立って見上げるのとでは、違うように。
それは、自分の目の高さ=水平線の高さの違いによる。

だから、2点透視法を使うときには、まず、水平線=自分の目の高さを決める。
そして画用紙上に、いすの2平面の線など、交わる2直線をとり、
その線をずーっと描き延ばして、水平線上に交わった点が、
遠近法の要となる。写真上
そこから放射線状に引いた線をとって、平面を形作って行くと、あら不思議。
自然と立体感が出る!

遠近法のお約束事。
@手前にある線のほうが、向こう側のよりも長い!
A画面上の平面は、すべて、水平線上の2点に帰する!

はい、がんばりましょう〜(ーー;)。
写真左下:完成図
写真右下:先生が描いてくれた、遠近法の説明図

 

食卓?

前回の教室で、直線系の遠近法は理解できた!
静物、ど〜んとこい!
と、気をよくしていたのだけど、やられたっ!拷問!
曲線を持つ硬いものって、最悪だね。
特に、瓶!
ちょっとした曲線の引き方で、どうも気持ちの悪い形になってしまう!
しかも、透明感がでねぇ(>_<)!
というので、めちゃくちゃ、悲惨な作品。
再び見る気がしなくて、巻いたまま、
しばらくほりっぱなしにしてしまったくらい。

毎回、色々とテーマを絞って、レッスン組んでるなぁ〜と、
先生の課題の出し方に、妙に感心してしまった。

↓は、お遊びで茶色い色鉛筆で書いてみた、
雑誌に載っていた、子供の姿。

 

ポスター

ははは(笑)、デッサン習いに行って、こんなん描いていたら、邪道ですねぇ。
今日のテーマは、クリスマス・年末年始がテーマのポスター。
雑誌から題材を探して、自分で色々デザインして、ポスターを作れ!
というもの。
新年といえば着物!
と思ったら、昔取った杵柄で、腕が描きたがって、
他にいい案が浮かばない!
先週は、拷問系で、散々だったから、今日は、えいっ!描いちゃえ!
で、この作品。
資料が無い、モデルもない、で描いたので、
ホントに漫画になっちゃうし、柄も入れられなかったけど・・・
楽しかったなぁ(^^)。

顔、怖いでしょ〜。「お化け〜!」と、家族には、大受け(笑)。
「ポスターなんだから、まじめに描きすぎずに、
デフォルメして描いたほうがいい!」と、
先生に描かれてしまったよ(涙)。
それと、インパクトを出すために、全身を入れないで、
たとえば膝のあたりでスパッと切って、
大きめに描いたほうがいいとも言われました。
ん〜、なるほど〜。

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