・・・冬のリーズナブルお買い物法・・・
モントルイユの蚤の市と、ベルビルの中華街


・・・モントルイユの蚤の市・・・

パリには、数箇所蚤の市と呼ばれる市場があるが、それぞれ得意とするものが違う。
モントルイユは、非常に庶民的な蚤の市。
蚤の市といえば、骨董品や、瀟洒な小物などを売っているところというイメージがあるが、モントルイユは、日常生活品・消耗品が安く買える市場、と思ったほうが当たってる。
時計や写真左下・運動靴や・安物服や・文房具屋などに混じって、多く見かけるのが、アラブ関係のお店。
アラブの本屋カセットテープを扱うお店、じゅうたんや、見ものなのが布屋さん写真左!とってもきれいな刺繍のある布が多数カラフルに取り揃えられていて、まったく縫い物をしない私でも、つい手に取って見とれてしまう。しかも、安いので、うれしい。アラブの民族衣装屋さんもあって、ネグリジェにどうかな〜なんて、血迷ってしまうよ。

 

 

 

 

 

 

古着で有名な、モントルイユの蚤の市。革製品の古着を扱っているお店なんて、なんでも30〜50Fr!革ジャンだって、そんな値段で楽しめる!商品は、適度にくたびれたものが多いけど、古着は古着だもんね、そんなもんか。中には、とってもきれいな状態のもあるので驚き!サイズと好みがあえば、どうぞ。写真右。

中には、怪しげなお店もある。着物の古着屋さんもあって、面白い。写真右上。状態は、あんまりよくないけど、古裂なんかの好きな人には、興味深いんじゃないかな?
何故か、アーミーのお店もあって、迷彩色の戦闘服やブーツ、ガスマスク、兵士の携帯品らしい飯ごうセットなんかも置いてあり、マニアには垂涎もの(笑)!?
中古車の個人売買も盛ん。

私のお目当ては、格安香水屋さん。
ブランド香水格安販売のお店が、多くて5店ほど立つ。実は、ここで売っている香水は、本来テスターや試供品で、販売してはいけないもの。掟破り?なせいか、土・日・月が蚤の市の営業日だと言うのに、これらのお店は、土曜の午前中だけしか店を出さない。
それに、最近はまってし
まっているもんだから、大変だ。
土曜日は、買出しやら、一日中「ママ〜」と張り付いてくる、ガキどもの世話で忙しいのに、暇を無理やり作って、蚤の市に出掛けてしまう!
香水選びに付随する、もうひとつの蚤の市でのお楽しみは、値切り交渉!関西人の血が騒ぐ〜!?
それに、押し合いへしあいの中、他のおばちゃんたちと香水談義するのも、楽しい。写真↑。

この蚤の市では、食べ物やさんはないが、ぶらぶら歩きのお供に・・・というので、焼き栗やさんが所々に立つ。シーズンによって、冷たい飲み物やさん・焼きとうもろこしやさんに、転身。写真右。
リヤカーに、山盛りパセリ・バジル・セルフィユetcをのせた、ハーブ屋さんもウロウロしているのが、なんだか不思議。
 

・・・20区の中華街・・・

中華街と言えば、13区が有名。だけど、うちからは断然20区「Belleville」の中華街のほうが近いので、最近はもっぱらこちら。

中華街の楽しみは、 アジアの怪しげな雑貨が各種そろっていること。日本の陶器なんかも、めちゃくちゃ趣味の悪いものが、結構高いお値段で売ってある。炊飯器も「NATIONAL」のフランス仕様のものが300Fr程度からある。
お菓子や食べ物も、日本でありそうなものが買えるのだけど、こんにゃくゼリーにせよ、かっぱえびせんにせよ、中国語や韓国語のロゴが入っているのが普通。すっごく怪しげなムードを漂わせている。
ありがたいのが、ポッカの缶烏龍茶や缶コーヒーが、それなりの値段で購入できる点!缶の飲み物といえば、炭酸系ぐらいしかないフランスでは、とっても貴重!7Fr程度だっけ?それに、烏龍茶や、ジャスミンティーのティーパックが3〜5Frで買えるので、おうちで気軽に楽しんでます。
その他色々、缶入りぜんざいとか、怪しげなのもたくさんある。
缶入りの高菜や、ザーサイもあるの、知ってました?
それと、中華街で売ってる、ロールケーキ、結構おいしいんだよね〜。4Fr。

来仏当初、中華街独特の、ハーブと保存魚介類・肉製品の混ざったような、なんともいえないキョーレツな匂いが、たまらなく気持ち悪かったのだけど、今や、全然気にならなくなってしまった。慣れとは、恐ろしいもんだ。

チョコチョコと、小型の中華商店は、この界隈のあちこちに散らばっているのだけど、私の行きつけは、この3店舗。

「WING-SENG」メトロ9/11番線「Belleville」下車、登坂に向かって、右側の歩道を登って、一つ目の角にある。写真左
2,rue rebeval,75019
ここは野菜が、安定して、新鮮。チェーン展開しているほかの店のほうが日本食品も置いてあり、品揃えはよいが、野菜はここがピカイチ!季節になるとおいしい日本のかぼちゃが1s10Frで出ます。えのき7Fr。月曜定休。
角にあるこのお店を曲がった隣に、飲食店で使うようなお皿・中華鍋・炊飯器・紙コップの類が、安く売っているお店がある。そこで、鍋のときに使う卓上ガスコンロのガスボンベも割安で置いてある。その他色々、見ているだけで、面白い。

「VILLETTE DISTRIBUTION」 メトロ9/11番線「Belleville」下車、登坂に向かって、左側の歩道すぐ!大きな店構えなので、すぐにわかるよ。日曜定休。3/4,Bld de la villette,75010
野菜以外の品はここで買い込む。なんてったって、日本食材コーナーが少しあるのだ。しょうゆ28Fr。味噌・わさび・ふりかけ・米・漬物まで、チョコチョコ置いてある。豚ミンチもここで頼む・・・ちょっと脂身が多い気がする〜。

「PARIS STORE」メトロ9/11番線「Belleville」下車、登坂に向かって、右側の歩道を登って、ちょっと行ったところにある。月曜定休。10,Bld de la villette,75019
一番、行く頻度は少ないかな。だって、「VILLETTE DISTRIBUTION」と同じような感じで、品揃えがちょっと劣るんだもん。まぁ、日曜は「VILLETTE DISTRIBUTION」が休みなので、仕方なくこっちに行くけど・・・。写真右
 

・・・冬の味覚?・・・

冬のはしりに、イカがよく出回るので、市場の立つたびにイカ刺しをしていた。さすがに飽きてきた頃、見つけたのが、うに写真左!時々出ているのだけど、この日は、どこの魚屋さんにも山積みにされていて、大漁だったのかな?キロ65Frで3つ購入。店先で見本用に開けているのを見て、開け方を教えてもらう。臍とは逆の面の棘を、包丁の背でざっと払い、切込みを入れる・・・って、そんなに上手くできるわけないわな。で、また台所で、大工仕事状態。結構硬いし、棘も突き刺さるんで、びくびく仕事。そんなに苦労して開けても、中身は、ちょっぴりしか入ってない〜!赤うにと緑うにがあるみたいなんだけど、どっちかというと緑うにのほうが、身が大きかった。どっちにしろ、日本のうにを想像していると、がっくり。お味のほうは・・・こんなもん???まぁ、これも経験っちゅうことで(^^ゞ。

先日掲示板で話題になったレトルト食品写真右。クリスマス向けに29Frに安くなっていたので、購入。「ガチョウのシヴェ、かりんのピュレ添え」というもの。辞書で引くと、シヴェとは野鳥を玉ねぎ・マッシュルームとともに赤ワインで煮込んだもの、とのこと。箱を開けると、シチューと付け合せが別袋になっていて、15分沸騰したお湯の中で温める。お味は・・・すみませんっ!まずい〜〜〜でしたぁ(>_<)。しかし夫に言わせると「コレがしかるべきお店で出されたら『こんなもんなんやろ〜』と納得しそう」とのこと。とにかく、われわれには未知の味だということ?ジョエル・ロビュッションさん、こんな程度のレトルトに、名前を貸して、良いのかい?29Fr、損した・・・(>_<)。

写真右夫が「各メーカーの牛乳の飲み比べをしよ〜」と言いだし、何本か買った中で、間違って購入したのが右側のボトル「発酵牛乳」。要するに「飲むヨーグルト」でしょうねぇ。だけど、コレ、まったく味付けがされておらず、砂糖さえ無添加なので、このままではかなりつらい!酸っぱいだけ〜。なので、以前にも紹介した、シロップを混ぜてみると、なかなかおいしい!コレはイチゴのシロップだけど、飲むイチゴヨーグルトが出来上がった!子供たちが、喜んで飲んでいる。
夫は、以前にも、この発酵乳を間違って買った事があり、その時はあまりの不味さに、犬のアレちゃんにやってしまったとか。ごめんね〜、アレちゃん。今回は、君にはまわらなさそうよ。ごっつぁん。

 

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