・・秋のそわそわ・・
お天気の日にゃ、どこか行きたい、美味いもん食いたいと、ソワソワ、しません?

・・秋のバンセンヌの森・・

 

 

 

 

 


最近ヴァンセンヌの森でも、サン・マンデ側に行くことが多い。実は、こっちから入るほうが、うちから近いということに、この夏、気が付いたのだ。うちから徒歩20分。
小さな湖のある森の一角、日曜日に行くと、ジョギングをする人、子連れでカモやアヒルにパンをあげる人、魚釣りをする人、犬の散歩をする人、ぼへ〜っと挙動不審にうろうろ散歩している人…見ているだけでも、面白い。
そんななか、テントを立てて、何かやっている一群が!
近寄ってみると、プラモデルのモーターボート同好会!
右の写真のおっちゃん、やけに熱心にやっているけれど、これは、子供のためにしてるんではない!なんと、大人向けの遊びなんだ!
大の大人が、宝物のプラモ船を大事に湖面に浮かべ、小さなリモコン持って、嬉々と運転している姿は、なんつ〜か…国を問わず、いつまでたっても、男って…。
また、写真右上のように、観客が集まるのがうれしいらしく、汽笛を鳴らしたり、煙を上げたり、ランプをちかちかさせたりして、サービス。あ〜らら…。
 

・・きのこの見本市・・

パリ5区にある植物園で行われた、「きのこの見本市」に行ってきたよ。数万種とも言われるきのこ類を、一同に展示。きのこというけど、良く考えたら、カビ、だ。そういう 菌糸類である、コケやカビの類も展示されていた。
だけど、やっぱり面白かったのは、いわゆるきのこ。きのこには「食べられる物」か「毒」しかないのかと思っていたら、「食べても不味いのでゴミ箱へ」という分類もあった(笑)。「毒」も、「医者行き」と「死の危険」と分けられてい
て、死ぬほうは、ガラスケースに入れられて、大切に保管されていた。他のものは、触ったり、匂いをかいだり、自由に見て回っても良いのだ。
特に、匂いコーナーは「カレーの匂い」「みかんの匂い」「大根の匂い」と、にたような匂いのモノがピックアップされていて、子供たち、大喜び!どれも、これも、「くっさ〜い!」だって…。
最後は、入り口のある、レストランできのこ料理を食す。実は、これが一番の楽しみで来たんだ〜、へっへっへ。
お味は…うぅ〜ん、期待したほどではなかった。だけど、きのこのピザやきのこのキッシュ・きのこのオムレツ・きのこ炒めの付け合せ…etc、まさにきのこ尽くし。メニュー見てるだけで面白かった。

 

 

・・チーズケーキ・・

チーズ大国のフランスには、チーズケーキなる物が存在しない!と気づいたのは、来仏して間もなくのこと。チーズとは、しょぱい系の食事に繋がるもので、甘い系のお菓子として扱う観念がないらしい。なので、チーズケーキなる物に抵抗を示すフランス人は、まだまだ多い。

それでも、最近、チーズケーキを片隅においているパン屋さん(ケーキ屋さんじゃないところが、ミソ!)もチョコチョコ見かけるようになった。それに、子供向け雑誌にもチーズケーキのレシピ発見(写真左下)!チーズケーキって、作るのはすっごく簡単だものね。

そこで紹介したいのが、スーパーで買えるチーズケーキ2種。
写真左は、私が来仏した当初からある、チーズケーキ・・・すごいでしょ、これ、真っ黒で!下はタルト生地みたいになっているが、ゴムみたいな感触。黒い皮と似非タルト生地を剥いて、中の白いスポンジだけ食べます・・・友人に教わった食べ方だけど、これが本式の食べ方かどうかは、謎?食べてみると、フワフワのふつーのスポンジケーキって感じ。あまりチーズの味はしない。

もう一つの「St-Amour」というクローバー型をしたチーズケーキ(写真右下)は、最近発見した物。リンゴ入りもある。こちらは、切り分けたら、そのまま食べられます(笑)。すっごくジューシーなチーズケーキで、ベイクドチーズケーキの雰囲気だけど、レアな感じもあって、なかなかおいしい。

一見チーズケーキに見える、フランと言うお菓子があるが、チーズ加工品ではない。卵と牛乳・小麦粉が主な材料で、硬いプリンみたいな食感。

 

 

 

 

 

 

 


 

・・最近おいしさに目覚めた物・・

写真左は、地中海沿岸地方の、アラブ諸国のお菓子「バクラワ」。いろんな形のモノが ありますが、基本的には、どれも同じ味。
サクサクのパイ生地で、何種類ものナッツをシロップや蜂蜜で練り上げてまとめたような具を包み、焼き上げ、さらに、シロップに浸す…と、こう書くだけで、その甘さがしのばれるくらいの、超甘!のお菓子。
どれも一口大の、小さなものだけど、そうそう、いくつも食べられる代物ではありません。
だけど、病み付きになってくると、ねっとりしたナッツとパイの絶妙の組み合わせに、ピスターチオの独特の芳香が口いっぱいに広がるおいしさ…なんともいえない幸せを感じます。

これは、レバノン料理屋を近くで経営する、仲良しのご近所さんが、お店の前を通りかかっただけで、サービスして包んでくれた物。

持つべきものは、食い物屋経営の友人、だね(^^)。

右写真は、シロップ液。いわば、日本のカキ氷にかけるシロップと同じような物。これを、7〜10倍に薄めて飲む。ん?そう考えると、カルピスの原液と言ったほうが、わかりやすいか。
オレンジやりんごもあるが、人気があるのは「ミント」と「グレナディン(ざくろのシロップ)」。フランス人は、子供から大人まで、ミント水が大好きで、夏のカフェで良く注文している。ざくろは、市場でも時々見かけるけど、グレナディンがざくろのシロップとは、今辞書を引いて知ったよ。
写真の右側のボトル…ぱっと店頭で見て「オレンジ」と思い込み、子供に飲ませたら「不味い!」とMimi。よく見たら「ORGEAT」なんと、アーモンドのシロップ!かなり、昔からフランス人に愛されてきた味のようだが、これはまさに 日本のシロップ風邪薬の味!
炭酸水でわれば、簡単に炭酸ジュースができる、優れもの。フランス人の食生活を垣間見る気分で、楽しい飲み物。
 

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