な、なんとっ!
この大事な大事な、Mimiの成長の記録とも言える日記を、馬鹿なワタクシが削除・上書きしてしまいましたっ!
どーにか、こ−にか捜索・復元できたものは・・・たったこれだけでした(T_T)。
残念です・・・大事な行事なんかは、思い出して書き足していきます。
その場合は「(再現)」というのを日付の後ろに入れておきます。
ご了承の上、読み勧めてくださいませ。

2000年11月29日

まだ、時差ボケの残る子供たち。
朝は5時ごろから起きだして、おもちゃをがたがたさせて遊び
夕方は17時頃から、晩御飯も食べずに熟睡しそうになる。

そんなんで、夕方、すっかり暗くなったパリの街を、子供をたたき起こして散歩に出かけるのだが
今日は、ついでに幼稚園の掲示板を覗きに行った。

案の定、新しいお知らせが付いているので眺めてみると・・・
狂牛病騒ぎの昨今、11月のメニューから牛肉・子牛肉をはずします、とのコト。

普通感染から20から30年後くらいに発症するといわれている狂牛病に
某店のハンバーガーを愛食していた19歳の男の子が新たに発症した、というのだ。
今回の騒ぎは結構ヘビイで、肉売り場には牛肉が売れ残っている。

前の騒ぎのとき「もう検査体制もばっちり。これで、狂牛病のものは流通しません。」という政府発表の影で、
当の検査所、流通チェックの専門家の実際の裏話として
「いくらでも通ってるよ。現に、イギリスの牛肉輸入禁止措置、とか言ってもイタリア経由でバンバン入ってきてるし。
肉だけでは甘い。乳製品でも、加熱処理してないものはかなりヤバイ!」なんてのが常識だったらしいし。

何でも、絶対!なんてことは無いのだろうけど
とりあえずの幼稚園の処置。
さすがフランスといつも思わせられる、対応の速さ(他の個人的なことにはめちゃくちゃ尻重いけど)。
うちもそろそろ給食なるものを頼んでみようかと思っていた矢先の話、
安心なことだ。

 

2000年11月28日

やっぱり、久々の幼稚園・・・大好きなんだけど、ちょっと戸惑っちゃう、ってな感じのMimi。
仲良しのお友達ワッファが遊びたそうにMimiの周りをちょろちょろしているが、なかなかママと離れたがらない。

そんなこんなで、心配性の親ばかは、下校時に「今日は何したの?」の質問攻めにするのだが、
なんと「マチューの♪ボンナニバーセール(誕生日おめでとう)のガトー(ケーキ)食べてん。」とのコト。
そういえば、今朝、マチューがなにやら包みを持っていたのを見かけた。
いまだに、どうやって誕生日のおやつ持ち寄り分担を決めているのか、わからん。
どんな誕生会してるのかな?
見てみたいなぁ。

 

2000年11月27日

やっと帰ってきました。
久しぶりの幼稚園です。

日本滞在中、同じ年頃の子供たちと遊ぶ機会が無く(時間も無かったんだけど)
すっかり退屈していたMimiは「幼稚園行きたいなぁ」とずーっと言っていたので
朝はとーってもうれしそうに家を出た!

校庭・教室へ入るとえらい人が少ない・・・前と同じ時間に来ているのだが、皆だんだん登校時間が遅くなってきている様子。
おかげで暇そうにしていた先生が飛んできて
「まぁ〜、Mimi!やっときたのね!日本はどうだった?」と大歓迎とBisouの嵐。
そして、これを見て!と指差す扉のところに、日本から送りつけた、Mimi七五三の晴れ姿写真!
どうやら喜んでもらえたらしいが、私もとってもうれしい。
他の親御さんたちからも「写真見たわよ!綺麗よねぇ!」と褒めてもらい、鼻高々な親ばかここにあり!
七五三についての説明は「フランスのキリスト教洗礼式みたいなもの」と言ってごまかす。

他のお友達がまだあまり登園していなかったこともあり
朝のお別れは、何となくママに甘えた感じ。
でもぐずることなくバイバイしおいてくる。

お迎えに行くと貼り絵をしていて、なかなか帰りたがらない。
一人で、黙々と作業を続けている。
やっぱり、幼稚園、大好きなのね。
なんとなく、ほっ・・・。

 

2000年10月27日

いよいよ、先生に「1ヶ月間バイバーイ!」の瞬間。
「せっかくなれて、友達もたくさん出来て、仏語もちょっとばかし話すようになってきたのに、残念。
1ヶ月経ったら、すーっかり忘れてるんじゃぁないかしら…。」
と話すと
「日本でも、何か行動を促すときetcの一言を仏語で言ってやって下さい。
大分分かるようになっているから、このまま忘れないようにお母さんの仏語を聞かせてあげてください。」
とのこと。

もともと私自身歌好きなのもあって、学校で使ってる童謡のCDはすでに買い込んでいて
もって行って聞かせよう、いっしょに踊って歌おう…と思っていたけど
日本で仏語を話すのは、ちょっと抵抗あるぞ。
だいいち、1番に仏語が抜けていくおバカな頭なのは、このワタクシ。

うーん、自信ないけど、まぁ心がけてはみます、先生。
では、行ってきます!

 

2000年10月27日

幼稚園に通いだした頃のMimiは、毎朝ママに
「今日はお絵かきする?」「台所で遊ぶ?」「2階に上がる?」
といわれて、それに応えて何か行動していた。

それが最近は、何をすすめても「ノン!」という。
どーしたんだろ…でも、私だっていつまでも付き合えないし…
「じゃぁ、ママ、もう行くよ?」と言うと「うん。バイバーイ!」だって。

あっさり言われて???
だって、幼稚園での遊び、どれもしたくないのかとちょっと心配になってたから。
で、ちょっと、窓からこっそり覗いていると
お友達のそばに擦り寄っていって、一緒に微笑みあっているではないですか!
そーか、おもちゃで遊ぶより、お友達と遊びたかったのね!となんだか感動!

近頃、すっかり幼稚園になじんだ様子のMimi。
せーっかくなんだけど、1ヶ月ほどお休みして日本へ一時帰国なんだよ。
日本から七五三の写真を先生に送ろうね。

 

2000年10月26日

フランスでは先生のことを子供たちは何と呼ぶのか。
実は、密かに疑問に思っていた。
Mimiの話を聞いていると「フランソワーズが…」とママが教えたわけでもないのに、先生の名前を知っている様。
だから、他の子供たちがそう呼んでいるのを聞いて知ったのかな?と思いMimiに聞いてみると
「ファニーは、滑り台のところで、メットレーッス(せんせーっ)!ってゆうねん。」
???…3歳児に聞いたワタクシが間違っておりました。

それが、今日は他の子供たちの様子を見ていて、やーっと謎が解けた!
名前「フランソワーズ」と呼んでいる!敬称もつけない。

それで思い出したのだが、私が語学学校へ行っていたときも
3シーズン行った内2人の先生が「名前で呼んでね」って言ってくれたっけ。
残る一人は、結構スノッブ系(お高い感じ)の先生で「マダム○○」って呼んでいた。
先生自身の好みにもよるんだろうか。

でも,Tutoyerはしないよね。
もちろん「Vous」で話すんだろう。
ひとつ、また賢くなっちゃった!

 

2000年10月24日

Mimiのお迎えの時にChichiを連れて行くのだが
この愛嬌者は、見慣れない幼稚園のおもちゃで他の子供たちと一緒に遊び
担任の先生にも名前を覚えてもらい、可愛がってもらっている。

いつもの調子でその辺で遊んでいるのだろうとMimiの帰り支度をしていたが
どうも、その気配がない…。
あわてて教室の外に飛び出すと、門の方へたカタカタカーっと走って行く見慣れたポニーテールがっ!
「げぇぇっ!」と必死に名を呼びながら追いかけるが、日頃の鈍足からは考えられないほど早いっ!

角を曲がって、門を出てしまったのか!と見えなくなったChichiを探していると
校長先生に手をつながれてしょぼくれているバカ娘を発見。
「一人で帰ろうとしていたわよ!びっくりしたわ!捕まえといたわよ。」と校長先生。
あー、いつも門前に立っててくれてありがとうございます。

そう、うちの幼稚園では、毎回門が開く毎に、校長先生と管理人のマダムが門前に立ち子供たちを見守ってくれるのだ!
中庭から子供たちが勝手に出ないように、大きな扉が2重になっていて、その間に管理人のマダムの部屋がある。
定時以外に出入りする人は彼女にいちいち開錠を頼まなければ入れない仕組みになっている。

パリは、結構訳のわかんないヤバイ人多いから、こんなに頑丈な防犯システムになっているのだろうか。
まぁ、万が一の事があったらすぐ裁判沙汰になるお国柄ですから、
これくらいのコトはしとかないと言い訳がつかないのもあるだろう。
親としては安心だけどね。

 

2000年10月23日

「バカンス中(今週末から諸成人の祝日にあわせ1週間の休みがある)に写真を貼ってあげてください。」
と先生より、例のアルバムを渡される。

表紙は一応Mimiの作品とされているが、彼女自身が「先生がかいてん!」と告白したカラフルな絵の具の絵で彩られ
中をみると、まず、クラスの子供たちの写真と名前が紹介されている。
そのほかにも、「今までに歌った歌」「指遊び」「読んでいる本」etc…
幼稚園生活が紹介されている!
なんとまぁ、これを一人一人に作ってくれているとは!
素晴らしい!
親にも、子供が幼稚園で何をしているのかがよくわかって、なかなかよろしい!

帰りに保育所に寄ってChichiを迎えに行くよ、というと
「じゃぁ、これ、アニタ(保育所の先生)にみしたんねん!」と張り切って大事に抱えて離さない。
おまけにクラスメイトの写真を見て名前をツラツラツラーっと読み上げるではないですか!
ホントにたくさんお友達が出来たこと。
ごめん…ママはいまだに、ラファエルとクレモンとニコラの区別がつかないのよ…金髪に弱くて。
こうしてみてみると、アラブ系・インド系・アフリカ系の子供もちらほら混じっている。
かなり国際的な人種構成だ。名前も色々で面白い。Naomiなんて子もいる。

保育所へ着いて見せびらかすMimi。
先生方は予想以上にかぶりつきで見ている。
今までに見たことが無かったらしい…新たな試みなのだろうか?
とりわけ熱心に見ていたアニタ先生が「まぁ、この指遊びどういう風にするの?可愛いわねぇ。」
とMimiに尋ねるがMimiは「?」てな感じ。
ついに「ちょっと、書き写させてね。」とすっかりお気に召したらしい。
今度から保育所でもこの指遊びがはやるのであろう!

 

2000年10月19日

今日は遅刻しそうになり(だって出しなに靴はいたところでMimiがう○ちって言うんだもん)
教室へ駆け込んだ。

朝一番に本を読んでもらうらしく、皆、図書室となっているロフトに上がっている。
「さあMimiいっといで!本読むんだって、いいねぇ。」と背中を押し出したところで
補助の先生(未だに名前を存じ上げないわ)「今日はMimiがタルトレットの係りよ!こっちだよ。」
と手をとられる。

すっかり本を読み聞かせてもらうつもりになっていたMimiは「Non!」と拒否!
ママの手を握って離さないので、私もついていくことに!

先生・Mimi・私と手をつないでぞろぞろといったのは、隣の2つの教室。
そこの分のバゲット・チョコレートも持ってタルトレットを作るらしい。
いつの間にやら、もう一人子供がついてきていて、彼も本日の給食係りらしい!

タルトレットとは何ぞや…「タルトの小型のもの」と辞書には書いてあるが
多分ここではタルティーヌ…「バター・ジャム・パテなどを塗ったパン切れ」のことだと思う。
例によってバゲットに板チョコをはさむのだ。

結局作業をするところまでは私の時間の都合で行けなかった(見たかったけど)が
お迎えの時にMimiに聞くと「Mimi、パン切らんかってん!せんせーするのん見とってン!」とのこと。
…まぁ、そんなもんだけど、キャロリーヌの件といい、パン係にタルトレット係りと
3歳にして、ここの幼稚園では、色々役割を課している。

でも、小さい子に役割意識をもたせるのはとっても大切なことだと思う。
「人の役に立つこと=うれしいこと」という条件反射を身に付けてくれい!
先生は、なんでも自分でやったほうが簡単だろうけど、手間隙かけてくれてます。
ありがたや、ありがたや!

 

2000年10月16日

最近気になること。

Mimiは学校へ行く道すがら、毎日、なんだか…陰気だ。
「Mimi静かやなぁ。どーしたん?」と聞くと
「なんか眠たくなっちゃった、、、」「まだ、眠たいのん。」etcと言って目をこする。

こっ、、、これはっ!
学校へ行きたくない!という拒否表現の一種かっ!
と、すぐ心配になるのが、この親ばかの悪いところ。

そういえば、保育所通いのときも
なぜだか、行ったら昼寝の時間じゃないのに、毎回一人で寝てて
「言葉わからんでつまんないんやろか?」「仲間に入れなくて、睡眠へ逃避しとるんやろか?」
などと心配してた時期があったなぁ。
それも、結局は杞憂に終わり、楽しい保育所生活を送ったもんだ。

学校へ送って行ってもあっさり「ママ、バイバーイ」というし
迎えに行ったら、ピョンピョン跳ねてママの手をとり、
本日仕上げた作品を紹介してくれるくらい、学校生活楽しんでるみたいだし。
第一、「学校大すきっ!」ってゆうてるやんなぁ。

でも、ホントこの2ヶ月、よくがんばってるよ。
言葉わかんなくてみんなの言ってることもわからなければ、言いたいことも言えず、
自分のコトは自分でちゃんとこなして、知らない子達にもまれて
…言葉不自由なのがどんなにつらいか分かるだけに…あんたはえらいっ(涙)!

 

2000年10月6日(再現)

Mimiにも友人ができつつある模様。

お隣のファニーとはお互い意識することなく遊ぶ。
そばにいて勝手にそれぞれ砂遊びしてるのもよし
2人で走り飛び回ってゲラ笑いするもよし。
ファニーが物怖じせずどこでも誰とでも黙々と混じって遊ぶし
「さぁ、Mimiおいで!行かへんのやったら、まぁええわ!」
というさっぱりタイプなので、Mimiとの相性がいいらしい。

幼稚園に迎えに行くと
とある男の子とべったりくっついて遊んでいることが2度ほどあった。
よく見ると保育所も一緒だったマチュー君。
「Mimiあの子すっきやねん。マチュー賢いねん。」
などとのたまう。
まぁ、彼はいつもニコニコしててかわいいこと。
誰にでも愛想がいいし一人でもニコニコしてて
そばにいても意識されないところがMimiには心地いいのだろう。
それにしても、賢いって…?

公園で、なぜだかMimiの後ろをやたらとくっついてまわってる子がいるなぁ
と、名前を聞くと幼稚園同じクラスのレアちゃん。
彼女はどうやらMimiと一緒に遊びたいらしいのだけど
Mimiは後ろにくっつかれたりべたべたするのは苦手なんだよね。
Mimiまでママのところにべたべたしに来ちゃって
なかなか、2人で遊びに行かない。
まぁ、同じクラスとはいえ幼稚園でこうしてべったり遊ぶことは無いだろうから
お付き合いの初日(?)というもんはこんなもんでしょう。

今までも公園で「あの子Mimiの友達やで!」と
保育所仲間を見つけて紹介してくれることもあったけど
幼稚園友達はやっぱり違う。
ちょっとはお互い同士でやり取りをして遊び始める年頃なので
傍で見ていても「友達なんやねぇ」って言う感じ。

それにしても、悪いけど、
ママには、どの子も同じ顔に見えるんです…。

 

2000年9月(再現)

頭を悩ませた寄付話・・・日本にはこういう風習がないから、すっかり困ってしまった・・・が、や〜ッと解決。
同じアパートの小学生の女の子の姉妹を持つ、ワーキングママ。いつも何かと「どう?」と声をかけてくれるのだけど、今日はそのチャンスを捕まえて、相談。

「ホントにしたい人はしたらいいし、そうでない人はそのまま先生に返せばいいのよ〜。
金額?月5Fr〜20Frとかぐらいが相場かな?私は月50Frぐらいしたわね〜。」
はっは〜ん、なるほど。

という重要情報を元に、うちは年500Fr一括払いに決定!

 

2000年9月(再現)

先生から小さなジップロック様袋にちいさなカードが入ったものを渡される。
これは、何?とファニーママに聞くと、会合で話があった寄付の袋らしく、これにお金・小切手を入れ、何月分かをカードにチェックして、先生に届けるというシステムらしい。

いったいみんなどれくらい寄付するの?
大体、する人としない人、どれくらいの割合なんだろう???

疑問が頭をめぐるが、そういう露骨な話をするのに遠慮していると、出勤で忙しいファニーママにおいていかれてしまった・・・うぅ〜ん、どうしよう。

 

2000年9月 懇談会(再現)

夜も眠れないほど緊張し、「幼稚園行きたくね〜!」と胃痛を起こしたのは、このワタクシ。
実は、本日、幼稚園のクラスごと保護者懇談会。
子供なしで!というところが、なんだか真剣さをかもし出していて、怖くない?
何すんのぉ〜、まさか「○○の母です」とかって、自己紹介したりしないよねぇぇ〜。
いやぁ〜ん、こわい・・・
と、びびりまくっていってきました、懇談会。

の割には、遅刻ぎりぎりで駆け込む・・・と、静まり返ったまじめな父母で埋まった教室。
だけど、みんなめいめい階段・床・小さい子供用いすに座っているさまはなんとなくユーモラス。
おまけに、みんな、なんてふつーの服装なの!ほとんどパジャマ?というようなテロテロTシャツに半ズボンというスタイルのパパもいる。
かなりの出席率。普段はいい加減仏人なのに、この姿勢を見るだけで、我が子の教育についての、並々ならぬ関心度がうかがえる。しかも、父親の出席率高し!

心配した自己紹介もなく(当たり前か(笑))、いすに座ってリラックスして、冗談の交えながらの、学校生活紹介。こちら参照フランスの学校は、やっぱり日本とは違うなぁ。
一応ムードに合わせて私も笑顔を振りまくが、まぁ、70%は理解不能。うぅ〜ん、大丈夫か〜?
ほかの親御さんたちは、とても積極的!
先生が話の途中だというのに、口を挟んでの質問。
しかも「うちの子はこーなんですけど、大丈夫でしょうか?」「こういう子の場合、どうしたらいいのでしょうか?」という。プラーベートなコトまで!おかげで、他の子供たちの実態・普段の生活態度なんかがよくわかって、なんだMimiとおんなじじゃ〜んと、安心させてもらいました(笑)。

そんな質問の中で、うちにも共通する、外国人家庭での仏語学習について、イギリス人家庭のママから質問あり。
そこのおうちでは、ママ・パパは仏語ぺらぺら、だけど家庭内では英語で会話。3歳上のお姉ちゃんは、入園時まったく仏語ができず、ちょっとしんどい思いをしたとか。で、今度入園した下の子は、週1回、仏語教室に通っているとのコト。
何か、家庭で気をつけてみてやったほうがいいことって、ありますか?との問いに、先生、
「十分です。今は、しゃべれなくても、幼稚園ではどうしても使わなければいけないので、だんだんに吸収していきます。できたら、おうちでも、仏語の本を読んであげてください。ちょっとした呼びかけの言葉や命令語などは仏語で話してやると、幼稚園生活がスムーズになります」だって。ふぅ〜ん。なるほど〜、メモメモ。

「ほかに、何か?」という質問タイムも終わって解散になったのは、結局1時間半後!
はひ〜、やっと終わったぜ・・・と帰ろうとすると、ほかの親御さんたち、先生のところへ集まる!
今度は、一言個人相談らしいぞ!
あんだけ、散々質問しといて、まだ話することがあるのか!?驚きよ〜。
もう、私は、仏語を聞くだけでへとへとで、一言相談の行列に加わる気になれず、退散。

やれやれ、何とか終わって、よかった・・・。

 

2000年9月13日(再現)

ついにMimiが「幼稚園行きたくなーい」と言い出した!

夏休みが終わったら大好きな保育所に行くもんだと思っていた。
そしたら、勝手の違う幼稚園へ行くようになって…

「Mimi、幼稚園行かへんもん」
「幼稚園嫌いやもん」
「保育所だけ行くもん」
etc…
ぶつくさ言っている。

幼稚園ではホントがんばってると思うよ。
家だと、一人でできひーん!となんでも泣いたらママがやってくれるからいいけど
靴だって、マントだって自分で履いて着てしてるんだもんね。
慣れてないから、毎日、「次は何するんやろー」って気が張ってるとおもうし
言葉がわからないから、何か困ったことがあってもいえないし
幼稚園は何でも「大丈夫?できる?」なんて気を配ってくれるわけじゃないし。
そうおもうと、ママまで心細くて泣けてきそうよ(涙)。

でも、幼稚園とはそういうところなのだよ。
それだけのことが期待されるということは
できるはずだと期待されているんだよ。
これも人生。
学校というところは本来きついところですって。

今では大好きな保育所だって初めは「イヤー」だって言ってたよ。
慣れるまで、もうちょっとがんばろうね。

 

2000年9月(再現)

始業式の日に記入漏れがあり持ち帰った緊急連絡表を先生に提出すると
「学校保険の証明書も提出してください」とのコト。
はて?フランスの社会保障セキュリテ・ソシアルもあるコトだし、十分では?というと、
「S・Sは、子供が怪我をしてもさせても、満点保障してくれません。独立した学校保険に加入してください」だって。

ファニーママに聞くと、
「学校保険?アパートのために、住宅保険に入ってるでしょ?普通それで子供の怪我もカバーされるようになってるよ。」???
とりあえず、住宅保険でお世話になっている、保険会社にTEL・・・日本語の通じる保険会社でよかったよ〜。

「住宅保険はマルチリスクタイプなので、子供さんが怪我をされたときにはカバーがききます。けれども、よその子供やものに被害を与えた場合は、カバーされません。あくまでも、被害を受けたときのための保険です。」
ほな、やっぱり別に加入せなあかんなぁ〜、というコトで、学校斡旋の会社もあるけど、いざというときの日本語カスタマーサービスに魅力大なので、住宅保険と同じ代理店に依頼する。
年間150Frほど。

はふ〜・・・入園当初は、いろいろ大変ですわ。

 

2000年9月6日(再現)

幼稚園に迎えに行くといきなり!
スカートめくって「カカ、パンツの中でしてん!」
お借りしたピラピラレースのパンツがうれしいらしく、にこにこしている。

幼稚園備え付けのズボンとパンツをには着替えさせてもらい、汚れ物はささっと流してくれて、ビニール袋に入れ、お土産〜にしてくださっている。
今年初のお漏らしっ子に違いない!
しかも、う○ち。。。

さらに、全然悪びれないどころか、ピラピラパンツに喜んで
「また、ピラピラもらいたいなー」
って、わざとお漏らしする気じゃないでしょうね!

 

2000年9月5日 入園式?(再現)

待ちに待った、幼稚園入園式。
我が家のお向かい小学校があり、その裏が幼稚園。子供の足でも5分かからない。
フランス現地幼稚園って、どんな感じ?と、近所の人に聞くと「あそこの幼稚園なら心配ないよ。ここ近辺で、一番子供に手をかける事で有名なくらい、いい幼稚園だよ」とのコト。といって、心配が消えることはない。

この日を迎えるにあたって、ママは一人やきもきしてたの。
初めての場所・人に怖気づいて泣き喚いたら・・・ 先生がいやな人やったら…いじめられたら…登園拒否になったら…
一番心配だったのは、私のミスや重大な勘違いで、Mimiの入園が認められてなかったらということ etc,etc,,,
どーしよう、どーしよう…
と何日も、つーか何ヶ月も前から思い詰めていたのよ。

しかーし、やっぱり案ずるより産むが易し。

とりあえず、名簿に名前あり。
先生も、ベテランっぽい良い感じのあたたかそうな人。胸に、名前を書いたシールを貼ってもらい、即席名札。
教室に入るなり、怖気づくどころか、いろいろなおもちゃに興味深々で遊びまくるMimi。
普段は活発で生意気なお隣のおうちのファニーの方が、意外とべそべそ。子供ってわからないものだ。
その間に、我々は緊急連絡表に、連絡先・保険番号などを書き込む。
今日は特別に8;20〜9;30まで保護者も一緒にいることが出来るが、だからといって、何か特別な式があるわけではない。
書類に必要事項を記入したら、保護者は帰宅…物事の区切りには、華々しく式を行うのが好きな日本人としては、非常に物足りん!

そんなこんなで、とにかく追出される。
未練がましく、まずは、中庭の窓から中を覗き込むが、Mimiはママが帰ったこともものともせず、お絵かきに夢中。
校門の外に出ても、「どうしてるかな?大丈夫かな?」と、じっと腰を落ち着けることが出来ず、園の周りを、無意味に徘徊。
ほとんど、ストーカーのだよ(笑)!

そして3時間後、迎えに行くと…
Mimiはなんだか照れくさそうなうれしそうな笑顔!
開口1番「滑り台で遊んだん!ファニーと一緒に遊んでん!」だって!
「おやつー、ショコラだけ食べてん!にゅうにゅう(牛乳)はのまんかってん」
「ピピ(おしっこ)皆としてん。ちょっとだけ出てん。」
「アンシ・フォンフォンフォンの歌、Mimi(知ってるけど)歌わんかってん」
興奮しているようで、とってもおしゃべりになっている。

先生にもバイバイ言ってねと、日本語でママは言ったのに、 いきなり「Au Revoire!]ときたもんだ…すっかり楽しんでいる。
校庭に出ると、ウンテイのところに飛んでいってやってみせるではないか!
公園では、怖がってちっともしなかったのに!

あんなに、あんなに心配したのに! ホントに楽しく第1日目を過ごしたらしい。
迎えに行った時の表情、忘れられないね。
送ったときとは、全然別人、すっかり生意気ないっちょ前みたいな顔になってた。

よかったー、ほっとしたー。
思わず、涙ぐんでしまった、親ばかママでした。

これからも楽しい学園生活になりますように!

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