centres de loisiresについて(長期バカンス中)

昔からバカンスの国として知られるフランス。
それでも、近年、女性の社会進出がめざましく、家族関係も変わり、
グローバルな経済活動の見地から、就労時間も延長…etc
で、休暇取得の期間が、年々減少傾向にある現代のフランスバカンス事情。

だけど、学校のバカンスカレンダーは旧態依然。
そこで、バカンス中、子供達を健全に楽しませ遊ばせるという目的から計画されているのが、
各種centres de loisires。
おおざっぱに言えば、休暇中の学童保育、学童を預かる託児所みたいなモノで、
普段の学校活動からは切り離されているものの、各市区町村の教育課が計画し、
最寄りの施設を使って運営されている。

centre aere,、cenntre de sportiveなど幾種類もあり、
それぞれ、毎日森の中で遊ぶ会・各種スポーツを楽しむ会等活動する場所・内容も様々で、
果ては数週間親元を離れて過ごす林間(臨海)学校なんかもある。

その中で、Mimiがこの夏参加しているcentres de loisires d'eteについて、紹介していきます。
(各市町村で、各種内容・申し込み方法など、かなり違ってきます。
詳しくは、最寄りの役所にて聞いてみてくださいね。
ちなみに、ここに挙げる例は、フランス・パリ20区2001年夏の幼稚園での話、です。
水曜日の学童保育については、こちら、をご覧ください。)

 

申し込み

5月下旬に、通っている幼稚園に、centres de loisiresの趣旨・申し込み方法・料金・開催場所etcがかかれた案内のポスターが張り出されました。
実は、それ以前に市役所に聞きに行ったのですが「学校の張り出しを待つように」とのこと。

ポスターには
「centres de loisiresが開催される最寄りの学校にて、6月中の毎水曜日に必要書類を持って、申し込むこと」
と書いてあったけれど、実際には、
7月、centres de loisiresが始まって後いつでも、直接通うべき最寄りの幼稚園に書類を持参して、手続き。

ちなみに、centres de loisiresは地域の2〜3の幼稚園のうち1校ほどの割合で開放して開催されているので、いつも通っている幼稚園でそれが行われているとは限らないのです。
うちの場合、すぐ隣の学区で、徒歩10分ほどの所にある幼稚園まで、足を伸ばしました。

日記参照 2001年6月13日

申し込みに必要な書類

@家族手帳、もしくは、子供の名前の入った戸籍謄本
A住宅在住証明(家賃の領収書か、EDFの領収書)
B最寄りの教育課にて、給食申し込みをしている場合、その証明書
 une attestation de justification de bareme de participation familiale delivree par la caisse des ecoles
 (参加料金決定の参考のため。無い場合は、一番高い正規料金に設定されます。)
C万一の時は、パリ家族手帳???le cas echeant la carte paris-famille
D入園時に加入した学校保険のコピー

日記参照 2001年5月28日 

活動

8;20〜9;00登園。
17;30〜18;30下校、バスの運行で遅れること、多々!

幼稚園年少・年中・年長の3学年が、ごっちゃまぜになって遊んでいます。
バスの席数・世話をしてくれるアニメーターの人数から、お出かけチームの人数が決められ、
毎日、イル・ド・フランス近郊の、森・公園・農場などにバスで出掛けて、遊ぶ計画が立てられています。
給食・おやつも出る。昼寝もあり。
居残りチームは、園内で遊んだり、近所の公園へ出掛けたり。

日々の持ち物は、水着と帽子をリュックに持たせて下さい、とのこと。おやつの差し入れ、歓迎!
時々、先着何人かで、数日のミニキャンプが計画されています。

料金

収入により5段階に分けられています。(いずれも給食込み)
園内での居残り/バスに乗ってお出かけ;無料〜46Fr
園外でのお泊り;〜106Fr

料金は後払い制。
希望日のみ登園し、その記録がバカンス後、区役所に送られ、数ヶ月後、そちらから請求書が送られてくる。
地区によっては、あらかじめチケットを買い、それを持って参加するという、システムのところも。

HOMEへ戻る←育児目次へ戻る←→現在地育児「centres de loisires」