マルセイユ&ジュアン・レ・パン&ニース旅行(2002年5月中旬)
フランス最後の旅になるかな…(T_T)。
地理

動機

・・マルセイユってどんなトコ?・・

フランスの南、プロバンス地方の、地中海の面した、パリに次ぐ、大規模な都市である。
紀元前600年に、ギリシャ人によって発見された由緒ある土地。それ以降、貿易&漁港として栄えてきた。
2001年には、フランスが誇る高速列車TGVが直通で乗り入れ、パリから三時間で行けるようになった。
それを記念してのOVNI「マルセイユ特集」を読んで以降、「TGVに乗って、マルセイユに行きたい!」という気持ち、押さえがたし!そこへ、マルセイユとニースの間に位置するジュアン・レ・パンに別荘を持つ友人から、「遊びにおいで」とのお誘いがかかり、「これはチャ〜ンス」!ついに決行と、相成った次第。

ジュアン・レ・パンは、日本ではまずその名を知られていないバカンス地。高級別荘地として有名な「アンティーブ」と、映画祭で有名な「カンヌ」のちょうど中間に位置し、どちらへも徒歩30分ほどで散歩に行ける。

観光

マルセイユの観光局は、あまり混雑していなかったせいか、と〜っても親切。尋ねもしていないのに、すすんで「マルセイユのおすすめ観光ルート」や「遠出をするにはどのバスに乗るとよいか」とかまで教えてくれたよ〜。
だけど、マルセイユは、見所がそんなにある街ではないので、すぐに回れます。

←イフIf城:
フランスの文豪、アレクサンドル・デュマ作「厳窟王」の舞台となった、マルセイユ沖のイフ島。
ここはかつて、政治犯専門の牢獄だったらしい。小説では、陰惨に描かれているが、小さな小島にちょっぽりと建つ現在のたたずまいは、不謹慎だけれども、なんだか可愛らしいような…。
旧港から船で15分。私たちが乗った日は、「イフ島へは行けません!」の札が出ており、さらにそこから15分先の、フリウール島へ。夏の観光シーズンしか、イフ島へは寄らないとか?ほんと??

フリウールFrioul島:
フリウル島郡は、第2次世界大戦時はドイツ軍に占領されていたが、1971年にマルセイユ市が買い戻したという話。7月にはフリウール島祭りもある。
一見、リゾートマンション以外何もなさそうな、この島!手つかずのまま残されているという自然を満喫しない手はない!フェリーから下りて、島に向かって右手の丘の上に、遺跡らしきモノが!L' Hôpital Carolineという要塞跡。老朽化が激しく、1948年には閉鎖された。
しかし、そんなことを知らない我々は、登ったねぇ〜、ものすごい砂利の坂道を!どうも玄関ではないところにたどり着いたなぁ、でもどうにか入れないかなぁ〜、と思ったが、崩れが激しくて、とっても危険!
しかし、この頂上からの眺め!断崖絶壁!強い風にあおられながら、曇天の中、むき出しの岸壁を背に、一人立ちつくす…うぅ〜ん、ドラマティックな絵になる風景だぁ。
しかし、こんな雨天の中で、ダイビングしているグループもあったよ。私たち以上に、すごい!?
登るのはかなりしんどかったと思うが、子供たちまで、なんだか満足そう!茂みの中にカタツムリを見つけて遊んでいたよ。
1時間後の帰りの船に会わせて、下山。時間があって、天気がよかったら、綺麗な入り江で水遊びが出来そう。
マルセイユの観光船協会:GACM私達が行った島以外にも、いくつか観光フェリーコースがあります。画像は、奥が島巡りのフェリー。手前は、タダの漁船ですよ〜。

ノートルダム・ドゥ・ラ・ギャルド寺院Basilique deNotre Dame de la Garde:
こことを訪れた日は、朝から小降りの中、船に乗り、昼からは大雨!オマケにものすごく寒くって、風邪引き気味…寺院に着いた時には、「早くホテルに帰って、暖まりたい」という気持ちしかなかったので、ゆっくり見る余裕がなかったよぉ。 しかも、Le Vieux Portから乗ったプチトランが雨の中吹きっさらしで、寒〜っ。このプチトラン、道を行きながら、その地域の観光案内をしてくれるので、晴れた日に乗ると楽しいカモね。バス60番でも行けます。
マルセイユで一番高い丘の頂上に仰々しく立っているワリには、教会の中はこぢんまりした感じ。港町のこの教会、船乗り達の守護神みたいなモノだったようで、海難事故から助かった人々のお礼のお札が、ずら〜っと、捧げられている。なぜだか、東洋風のマリア像絵画がいくつか飾られていたのだけど…何か由来があるのかな?

旧港Le Vieux Port:
ほぼ西に向けてコの字型に開いた港である、マルセイユ。
港を囲むように巡らされた遊歩道を歩くと、とっても気持ちがよろしい。
南側の遊歩道をたどっていけば、Le Vieux Portを一望できる遺跡公園へ出るらしい。
私たちは北側の遊歩道をたどって行ったが、岬の方は整備された海浜公園になっていて、沖へ出て行くヨットを冷やかしつつ、のんびり出来る。
←quai des belgesでは、毎朝、魚市が開かれる。
生きているサザエやタコや穴子は、パリではなかなかお目にかかれないモノ!タツノオトシゴの干物なんて、ど〜やって食べるの!?ブイヤベース用の雑魚をキロで種類を問わずまとめ売りしていたのには、マルセイユ〜という情緒がある。あとは、鯛や鰯等。あんまり魚の種類は多くなかった。
このコの字型の港を囲むようにレストランがあるので、物色するのも、楽しい。

ラ・カヌビエール(La Canebiere):
旧港から東に向かってのびる約1kmのマルセイユ一の大通り。デパート、ホテル、銀行、カフェなどが軒を連ねるマルセイユ最大の繁華街。
しかし、観光客向け地区なのは、
Le Vieux Portからcours St-Louisまで!そこをすぎると、がらりと人種構成が変わり、平日のまっ昼間っから、やたらとブラブラ歩きしている人々が多くなる。まぁ、いわば、うちの近所の「モントルイユの蚤の市」的なムードね。スリに注意、ってトコか。スーパーモノプリもあり。

パニエ地区Panier:
ヨーロッパの古くから続く街には、必ず「旧市街」がある。マルセイユでは、パニエ地区が旧市街。
昔ながらのパステル調の色をした壁で彩られた、古いアパートや、様々な職人がたむろする界隈…。
そういった情緒あふれるムードって、大好き!と、軽い気持ちで行ってみたらば、迷った迷った!
地図には書ききれないような、曲がりくねった細い路地などがある模様。
しかも、このカルティエ、ものすごく荒んだ、いえ、すざましい下町の雰囲気ですよ〜…もしかして、治安悪いトコ?ぎゃぁぁぁ、怖いっ!
その辺の人に道を聞いた方がいいんでは?という私に、夫「いや、その人も、やばそう…」と強ばった顔(笑)。
もうそろそろ、四方八方から飛びつかれて、身ぐるみはがされるのでは?と、泣きそうになったところで、やっと外界との連絡通路発見!
結局、多数あるという職人さんのアトリエ見学は出来ず…でも、マルセイユ石けんをゲットし、無事生きて帰ってこられたから、よしとしましょう(笑)。
でも、一つ、とっても良い雰囲気の教会
Eglis Notre Dame des Accoules発見。本当に長い間、地域の人に愛されて来た、その信仰心が染みついているような教会。なんだかおそれおおくて中には入れなかったのだけど、定時の鐘の音…今でも本物を鳴らしているのね…を聞いたら、じーんときてしまった。

ジュアン・レ・パン:
この街は、バカンス地で、観光するような見所は、特にない。海岸へ行って、のんびりと過ごす街。
しかし、街の中心地には、バカンスを過ごす人たち用に、カジノやレストラン、ディスコのある、繁華街がある。
その近辺に、日本の「○○(酒の名前)が冷えてます」とか「大売り出し」「安売り」とかいったノボリを出している商店があり、怪しげな感じだけど、果物野菜が新鮮。このお店のオーナーさんに日本人の家族がいるというので、写真まで見せてもらって、話題沸騰。それで、こんな、妙なノボリを出しているのね〜。
高級避暑地として有名な「アンティーブ」(ピカソ美術館がある)や、カンヌが隣町なので、お散歩に出かけることも可。でも、ここの海を楽しまない手は、ない!

ニース:
ここは2年前にも来たことがあったのだけど、ど〜しても忘れがたく、もう一度訪れてみたいお店があったので、再訪。なんだか、妙に、懐かしい感じがしちゃいました〜。

食べ物

マルセイユには、TGVに乗りたかったのと、もう一つ、地方料理の有名な「ブイヤベース」を食べたかったから来たようなモノ!
夫は毎回「スープ・ド・ポワッソン」ばかり頼んでたわ。
仕舞いには、魚料理を食べ過ぎて「肉を食わせて下さい」という気分になっちゃいましたよ〜(笑)。

レストラン街は、旧港Le Vieux Portに向かって左側の翼沿いにある、quai de rive neuveを一本後ろに入ったところ。
ガイドブックを頼りに入ったレストランが、大当たり!
「Chez Loury」 3,rue fortia : 04.91.33.09.73
ブイヤベースも、観光客向けのエビやら貝やらがゴテゴテ入ったタイプのモノではなく、魚の身だけを下ろして浮かべてあるという感じ。
スープは濃厚すぎない濃厚さ?で、ちょっぴりスパイスが効かせてあって、美味。
何より感動したのが、「プロバンスハーブのシャーベット」!3つの小さなシャンペングラスに「バジル」「タイム」「ミント」のシャーベットが、それぞれ可愛らしく盛りつけてあり、この順番に食べろ、という。ハーブのシャーベットなんて…と首をかしげていたが、一口食べて、幸せっ!すがすがしいハーブ味なのにほんのり甘さがマッチしていて、なんだか旅の疲れも吹っ飛ぶおいしさ。癒されましたね〜(笑)。

夫のスープ・ド・ポワッソンも、食べ比べてみると、各店かなり個性がある。辛かったり、カレー味だったり、薄かったり(笑)。
他にも多数魚料理があったけど、海の幸をトッピングしたサラダは、圧巻!
トッピングの量が、半端じゃないんだもん。
画像は、ジュアン・レ・パンの海の家で食べた、エビとアボカドのグレープフルーツサラダ。
エビがドバッ!!グレープフルーツがマヨネーズソースにこんなに合うとは、知らなかった…。
12euroと高級リゾート地の海の家らしく(笑)、少々お高いですが、コレで十分一食になります。

ど〜しても肉が食べたくなって、ふらりと入ったお店の、羊肉のニンニククリームソースがけも、かなりおいしかったぜ!私って、肉食の人、だわねぇ(笑)。
全体的にマルセイユのレストランは、どこもサービスが素早く、子供にも気を利かせて、お皿を持ってきてくれたり、声をかけてくれたり、なかなか気持ちの良い ところばかりでした〜。
かなりあたりのレストランが多かったので、大満足でした☆

お買い物

マルセイユのお買い物地域と言えば、セントル・ブールス(centre bourse)と言う大型ショッピングセンターで、ラファイエット、その他専門店が入っていて、何でもそろう、という感じ。旧港からカヌビエール通りに位置する。
もう一つの地域が、カヌビエール通りに直行するrue Paradis rue St-Ferreol。たくさんのモードのチェーン店や雑貨・化粧品屋が、軒を連ねてい るので、そぞろ歩きしながら、お買い物を楽しめる。こっちにもラファイエットがある。
より地域性の強い買い物をするなら、パニエ地区に、専門の様々な工房があるらしい…が、前記のように、私達は、迷い込んでしまい、結構怖い思いをしたので、皆さんも、お気を付けあれ。

私達がおみやげに買ったのは、マルセイユと言えば「石けん」!
現在では、昔ながらのやり方で作っている工場がなくなってしまったと聞くが、オリーブを原料にしっかり作っている工房もある。写真の大きな棒は、オリーブ油75%の2kg石けん。40Fr!激安!!コレは、シャレを込めて、友人へプレゼント。自宅用には、使いやすい小型のを買い込んだよ(笑)。更に小さな石けんは、子供用にと、お店の人が売り物(12Fr×2)をプレゼント。ヒヒヒ、役得、役得…子供産んで、よかった!?
このお店は、パニエ地区にある。ここより奥に入ると、迷いますよ〜。
 「Le Compagnie de Provence」 1, rue casserie, 2e

もう一つ、この「プロバンス地方」で有名なのが、ロゼワイン。
フランスのワイン販売チェーン店「ニコラ」で、「パリでは買えない、プロバンス地方特有のワインを下さい!」と頼んで選んでもらった、この二本。
右は、プロバンスでも最高峰のワインを産出すると言われる、バンドール地方のロゼ。地方のワインだけあって、どこのスーパーに入っても色んなドメーヌの「バンドール」のワインが置いてあったが、飲み比べた結果、私の買ったのが一番おいしかったよ〜(自画自賛(笑))。だけど、パリの大型スーパー「オーシャン」で、全く同じドメーヌのモノを発見してしまった!!ちょっと、悔しい…。
もう1本買った馬の絵のついた方は、まだ、今のところ、パリではお目にかかっていないです(笑)。

忘れてはいけないのが、この地方の陶器。
明るい黄色地に、青や緑の補色でオリーブや植物を配した、いわゆる南仏柄の陶器。特に「Biot」と言う街の陶磁器が有名らしい。
2年前、ニースに行った時、買いそこねた陶器を求めて、執念深く再び訪れ、やっと、ゲット!幸せ☆

他にもとっても有名なモノに、南仏柄を配した布や、ハーブ(食用・フレグランス用)、オリーブ製品、サントン人形(クリスマスの時に飾る聖人形)等も。

買いそこねたモノが、香水!
マルセイユの街には、「セフォラ」「マリオノー」といった、大型香水店が本当に多数あるの。
しかも、ゲランのショップが町中にないというので、そういった小売店に、ゲランが置いてあるのね!もちろん、お試しし放題!パリのゲランショップでは、なかなか、自由にお試しだけ、ってなことは出来ないモンね♪
で、「よし、コレに決定!明日買うぞ!」と決心して挑んだら、翌日は祝日で、どこのお店も、お休み〜(T_T)。
私って、バカ…毎回、こういうコト、やってんだよねぇ。
あぁ〜あ…(>_<)。

ホテル

ホテルは 「旧港Le Vieux Port」にある「New Hotel」3☆。
またまたネットで見つけましたが、今回は仏語通用範囲内のこと、Mailで問い合わせるのが面倒くさく、TELして予約を取り付け、Mailにてカード番号その他を知らせて、「リコンファーム」しました。その後返事が返ってこなかったけど、まぁ、ちゃんと予約は通っていました。

マルセイユは、安いホテルが多いです。
治安や観光地へのアクセスを考えると、「旧港Le Vieux Port」付近がおすすめです。
二つ星でも、安くて質の高そうなホテルが多数見つかり、悩んでいたのですが、問い合わせてみると、1ヶ月前ですでに「満室」。バカンス地への予約は、何事に付け、悩んでないでとにかくアタックあるのみ!

New Hotelには、子供2人大人2人で予約を入れたら「トリプルの部屋しかないですよ」と言われ、狭さを覚悟していたのに、入室してびっくり!なんと、アパート形式 の2室の部屋で、広々〜。窓からは、ちょっぴり旧港も見えるという、大満足のお部屋。それで1泊81euro(朝食・税別)!バス・トイレは清潔だし、冷蔵庫完備(中は入ってるけど)、ロビーにはテレカを使うシステムのインターネット設備もある。

ジュアン・レ・パンでは、友人の別荘…正しくは、ご主人のママが去年買ったバカンス用アパート…にてお泊まりさせてもらいました!すっかりお世話になり、快適!
こういうフランス式に、友人持ちの別荘に泊まる体験をするのは、はじめて。
最終日には、朝から、ものすごい大掃除をするんだよ〜!
友人談によると、この掃除にまじめに参加しなかったぶしつけな輩は、その後、共に旅をする仲間リストから、はずされてしまうんだそうよ…桑原桑原(笑)。
感謝の意を込めて、年末大掃除並みの掃除をして、自宅に帰還したら、自宅がものすごく「不潔」に感じてしまった(爆)!
とっても楽しい経験になりました。ありがと〜♪

子供 マルセイユは、悪天候の日が多く、ホテルで過ごす時間が多かったが、子ども達にとっては、その方が…町中をウロウロ連れ回されるよりか、よっぽど…嬉しいのよね。
2室になった片方の部屋を、「子供用」だと告げると、2台のベットをはね回り、押入には潜り込み、大はしゃぎ。「マルセイユのお家」と、呼んで、親しんでいたねぇ。

でも、やっぱり、一番楽しかったのは、ジュアン・レ・パンで、友人一家と落ち合ってから、かな。
そこのお宅には1才10ヶ月のあっしゅちゃんがいて、3人で転げ回って、よく遊ぶこと!
5才のMimiはすっかりお姉ちゃんぶっちゃって、よく面倒を見る。あっしゅちゃんは、Mimiを尊敬して、どこへでもついてくる。真ん中に挟まれた3才のChichiは、ちょっとヤキモチ…お姉ちゃんにもなれず、赤ちゃんにもなれず、困っちゃった感じ。オマケに勝ち気なあっしゅちゃんには、「甘えた赤ちゃんChichi」とみくびられてたよ。
こんなおチビ同士でも、力関係を、素早く見抜くモンだねぇ〜、と、感心。チビ同士の社会も大変だ(笑)。

海水浴に出かけた一日が、最高潮に楽しかったねぇ。
つい去年までは、海が怖かったMimiが、浜辺に出るなり、海の中に直行!勝手に、這いずってみたり、座り込んでみたり、底のほうの石を取ろうとして、頭から波をかぶってみたり…可愛い海パンをはいているのに、がに股で、バケツいっぱいの水を 何度も運ぶ姿は、土方のオヤジのようで、笑わせてもらいました。
Chichiは、まだ海が怖いのよね〜。
でも、ねぇさんを見て、行ってみたい気持ちもあり、ちょっと海水を触りに行っては、怖くなってベソベソ、ママにべったり、しばらくしてまた海に…という繰り返し。
みんなで、大きな穴を掘ってお風呂みたいにして遊んだり、体をすっぽり砂に埋めてみたり…面白かったねぇ。

残念
  • マルセイユの海岸:マルセイユの中心地には、水遊びが出来るような海岸がない。83番のバスに乗り、南側の岬をぐるーっと廻っていくと、砂浜が続くという(観光局のお姉さん談)。しかし、マルセイユにいる間、悪天候で、それどころではなかった(涙)。
  • エクサン・プロバンス:とっても有名な、プロバンス地方の見所的な、古い小さな、カワイラシイ街。悪天候に祟られているうちに、どうでもよくなってしまった…(笑)。
  • ポン・ドゥ・ギャール:マルセイユから、片道2・3時間はかかりそうな、へんぴなところにある、世界歴史遺産の「ポン・ドゥ・ギャール(水道橋)」。ローマ時代の水道施設という、上下2段になったこの 橋は、ものすごく有名!ちょっとぐらい遠くても行きたい!と思っていたが、何と!行きのTGVから見えた!!!ので、それで、良し(笑)!
  • ジュアンレパンの船:悪天候の中の今回の旅。海が荒れている時には運休だし、天気のいい日にゃMimiが「船より、水遊びがいい!」と言って、結局乗れなかった…。船着き場のすぐ横の海の家に陣取って、「私一人でも、乗りたいなぁ〜」と指をくわえて眺めていたワタクシでした〜。
    この季節なら、1日4回出ています。1回1時間程度で、船の底がガラス張りで海の中が覗けるそうです。
  • Biotの大水族館:ものすごく大がかりな水族館で、一日中遊べると噂の場所。ニース行きの電車からイルカ・シャチショー会場がちょっと見えたけど、悪天候にもかかわらず、大入り!日程が足りず、行けなかった!!!
  • ニースのシャガール美術館:シャガールは、あんまり好きじゃないんだけど、最近心を入れ替えて、食わず嫌いならぬ、「見ず嫌い」を改めようと、行ってみたかった美術館。ニース 散策に一緒についてきた友人の旦那が、いち早くくたびれ「もう帰りたい…」というので、断念。コレが我が夫なら、お尻を一つ二つペンペンして、引きずって行くところなのに(爆)!

交通
・治安

ここは、極右の勢力の強いところ…失業者が多くて、移民も多く、治安も悪いと、もっぱら噂の土地。オマケに、イスラム至上主義や、反イスラエル主義のテロも、しばしば勃発している。
街に繰り出してみると、地元民のカルティエと、観光客向けの整備されたカルティエが、はっきり住み分けられているのがわかるくらい、街のムードが変わる。ので、逆にごく普通に警戒心を働かせておけば、「これ以上は入り込まない方がいいな」という判断が出来ると思う。

マルセイユは、何区まであるのか知らないけど、結構広い街。メトロが2本と、バスが多数!景色の良いところを走るバスがあるので (60番と、海岸周りの83番がお勧め)、利用すると良いでしょう。

リンク マルセイユの地図Ismapとっても有名ですね。
地下鉄:路線図です。
観光局:是非直接いって、旅の相談をしてみてね。とっても親切。歩き用の地図もゲット!
AccorHotel:フランスの超有名チェーン店ホテル。アコーグループ内でも、星の数によってお値段も様々。マルセイユにはここのホテルが多数あります。うちは、ここではなかったのですが、全体的に良質でお勧めです。
SNCF:フランス鉄道のサイト。鉄道チケットの予約販売だけでなく、ホテルや飛行機の情報も載せており、じっくり眺めてみると、面白い。

OVNI:フランスの超有名ミニコミ誌のサイト。
旅の予約 今回の目的は「TGV(フランスの新幹線)で、マルセイユに行く」というのが一つにあったので、TGVを予約。
以前フランス国内に旅行した時には、SNCFのサイトで予約したことがあったのだけど、マルセイユに行くTGVには、様々な割引制度があるというので、直接パリの「リヨン駅」のチケット販売コーナーに出向き、相談。
結局、行きの電車は一家揃ってなので、「子供カード」を購入して使うのが一番割安という話。コレは、12才未満の子供がいる家庭が購入・使用できるモノで、コレが一枚あれば、4歳以下の子供の座席が無料+その他家族5人まで50%引き、という優れもの。 1年間有効です。

帰りのTGVは、夫一人。「8J」という、1週間以上前に予約すると25%引き、というチケットが取れた。
他には、1ヶ月以上前に予約すると半額、という割引もあるが、割引チケットは、枚数に限りがあるので、シーズンには結構厳しいみたい。

さて、夫と別れ、女子供だけで電車でジュアンレパンに向かった我々。
帰りは、ニースから飛行機、AF。
チケットは、友人の旦那様が、格安チケット店にて取ってくれたけど、SNCFのサイトで見た料金より、半額程度、安かったので、びっくり!TGVが走るようになって、あのあたりは、価格競争の激戦区らしい。良いことじゃ。

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