・・・パリのクリスマス・・・
フランスのクリスマスは、どういう風に祝うのか?街のイルミネーションから、フランス式お歳暮まで。

・・・まずはオペラ座界隈から・・・

パリのクリスマスといえば、有名なのがシャンゼリゼのクリスマスイルミネーション。
だけど、もうひとつはずせないのが、オペラ界隈のデパートのショーウインドウ!
11月末になると、プランタンとラファイエットのショーウインドウが、クリスマスをテーマに子供向けの飾り付けをするのだ!
すべて動く仕掛けものになっていて、子供が見られるように、ちゃんと手すりつきの台まで備え
付けられている。

だけど、コレが、ものすんごい人、ひと、ヒト!ウインドーのところに人だかりがひどいものだから、益々の大混雑!疲れるねぇ。1月はじめまでやっているので、クリスマスが終わってから見に行くほうが、無難かも。
(写真→)

 

しっかし驚くのが、フランス人のクリスマスプレゼントの買いあさり方!おもちゃ屋さんに行ってごらん。皆メモ片手に「○○ちゃんにはコレ。××ちゃんにはコレ」と、カートにバサバサおもちゃを投げ込むの!おもちゃ屋だけでなく、クリスマス中は、どこに行っても、プレゼントゲットに奔走する人の群れ!どこを歩いても、賑やかで、大きな買い物袋を抱えて、皆うれしそう。日本はお年玉で現金を渡しちゃうから、かえってこういう姿がないのかもね。

(写真←・↙・↓)ラファイエットとプランタンの、クリスマスのウインドウ。
去年はバービーちゃんが不気味すぎて、あんまり好きじゃなかったけど、今年はテディベアのウサギバージョンみたいなぬいぐるみのアトラクションで、結構可愛い。






 

・・・街をにぎわすもの・・

ウインドウはウインドウでも、こちらは、巷のお店のウインドウ。クリスマス・年末・年始向けに、ウインドウペインティングをするところが、飲食店を中心に、かなり見受けられます。
一応「新年おめでとう!」「良いクリスマスを!」と描いてありますが、このまま2月3月までほおっておくお店も多い(笑)。
写真↑は、近所の安めのスーパー「アタック」の入り口。サンタさんの顔がぷっくりしていてラブリー♡
は、庶民的な安ホテルに、いつも大賑わいの安いレストランが付いているお店の正面。花火が飛び交う中、雪ダルマさんたちがとっても楽しそうでしょ?
サンタさんの顔を見て気がついたのだけど、もしかして、この絵、上のスーパーのと同じ人が描いたのかも?       
 

・・・うちの近所で・・・

どーですか、うちの近所のクリスマスイルミネーション!有名どころに出かけなくても、パリ中どこでも、こんな感じで、電飾が施されています。
クリスマスツリーもあふれかえります。町中どこでも!お店が客寄せに飾るのです。
それと、クリスマス市も、あちこちで立ちます。は、うちの近所でたった、クリスマス市の片隅。ストラスブールのクリスマス市では、クリスマス用品を売っているらしいが、ここでは、クリスマスプレゼントにどうぞ、といった感じの商品が主。しかも、すんごくしょぼい!ので、綿菓子屋さんの写真を取ってしまったぜ(笑)。

もうひとつ忘れちゃいけないのが、年末の風物詩、カレンダー売り。写真↓
コレは、消防署や・保険所・郵便局など、公共機関の職員が、それぞれの局のポスターを売って歩くというもので、うわさによると、彼らのおこずかいかせぎ!?
ポスターの定価は決まっておらず、彼らに敬意を表して、ほとんど募金するという意識で買い取る・・・標準的には、30Fr〜100Frというところかな?
クリスマス前で混雑する市場の片隅で、ポスターを売る、消防署の人たち。カメラを向けると、にっこり笑って、ポーズを取ってくれたよ!

 

 


 

・・・おうちでは・・・

我が家では、毎年、生木のクリスマスツリーを買う。
どうかな〜、一般的には結構プラスティックのツリーを飾るおうちも多くなってるみたい。
だけど、12月も半ばあたりから、生ツリーを買い込む人々の姿を頻繁に見かける。
お花屋さんの前には、樅ノ木が小さいものでは50cm未満、大きいものでは2M以上、数々の樅ノ木が、林を形成して、売り出されている。

もみの木には、メジャーなもので、「ノルマン」と「エピセア」との2種類がある。
「ノルマン」は、葉が大振りでつややかで美しく、長持ちする分、お高い!
「エピセア」は、葉が短めで香
が強く、すぐに葉が落ちてしまう分、安い!
普通、クリスマスが過ぎても公現節の1月6日までは、樅ノ木を飾っておいてもよし!とされる。
だけど日本人家庭では、すぐに正月が控えているし、季節ものの片づけを遅らせると、娘の婚期が遅れるといわれるので(笑)、うちではとっとと片付けます・・・で、安い「エピセア」が好き♡

で、かってきました、近所の日曜大工専門店で売っていた、高さ100/150cmのエピセア。
写真上頼むと、右のマシーンの中を潜らせて、白い網で持ちやすいようにラッピングしてくれた上、頼むと足もつけてくれる。
足台込み44Fr!すっごく安いのに、新鮮で(笑)、形も
美しい!大当たり!
雪スプレーを吹きかけると、若干、葉の落ち方が少なく感じるので、子供が幼稚園に行っている間に雪を降らせておき、乾いたら、皆で飾りつけ!
モール以外は、子供たちに任せたので、飾りがかなり偏っているけど、まぁいいさ♪どうせ、毎日、あれこれさわって、飾りの位置を変えてみたりするんだから(笑)。子供たちのお楽しみだ。

写真右は、うちのアパートのクリスマスツリー!各アパート、エントランスに、こうして、管理人さんがツリーを飾るところが多い。
うちの管理人さんは住み込みで、小・中学校の子供がいるせいか、クリスマスには力入ってます!このツリー、全部で8個も並べてるの!電飾も綺麗。ツリーの足元には、キリスト誕生をテーマに、クレッシュが作られ(写真↘)ている。エントランス全体にも、いろんなビラビラ飾りをつけて、楽しく演出してくれている。子供たち、前を通るたび に大喜び。
こんなに、熱心にやってくれて、お年玉・・・クリスマスに管理人さんに渡す心づけ。現金でもチョコやポインセチアの鉢植えetcでもよい・・・弾まなくっちゃね!

クリスマスカードは、日本の年賀状のように、義理で出すものではなく、本当に親しい人との間でやり取りされる。

日本の年賀状は、友人知人、だれかれとなく数百枚も出したりするが、フランスのクリスマスカードは、親密な人どうし、本当に送りたい人だけでやり取りされるので、儀礼的な意味合いはより少ないと感じる。
うちの今年のカードは、左下の10枚組39Frのカードで、中身がごくシンプルゆえ、色々落書きして送りました(^^)。真ん中下の小さなカードは、管理人さんへの心づけを入れて送ったもの。日本の絵葉書は、幼稚園の先生へのクリスマスプレゼントに、添えました。
毎年クリスマス用の切手も出る。なので、12月は、郵便局、超混雑。12月から新年にかけて、やり取り可なカードなので、お早めに!

クリスマスは家族で祝うのが普通なフランスでは、親族が集まった時に、 サンタクロースとは別に、プレゼントを子供たちに振舞う習慣がある。
今年の我が家の子供たちへのサンタさんからのクリスマスプレゼントの一部。Mimiは、お姫様変身セットというので、綺麗なシフォンで飾られたワンピース(50Fr)+冠と星の付いたバトン(19Fr)+白いベール(15Fr)。Chichiの希望はジャガイモというのだけど、それだけではあんまりなので、水彩絵の具(30Fr)+絵筆各種(10Fr)+小さい冠(9Fr)+名前プレート(14Fr)+ピンクのベール(15Fr)とジャガイモ(^_-)。
なんだかゴタゴタと包んでしまったよ♪
他の方々へのプレゼントは、子供におもちゃや靴、親しい友人にはスリッパや日本の陶磁器。
皆に喜んでもらえると、いいなぁ〜♪
プレゼント選びは楽しい!

お歳暮というのは基本的にはないが、いつもお世話になっている先生なんかに、その気持ちと余裕があれば、チョコとか100Fr未満のものをプレゼントすることもある。 今年、うちでは幼稚園の先生には日本お菓子の駄菓子風詰め合わせ(一人30Fr程度)を送った。

あと、先にも描いた様に、管理人さんに年末の心づけ。 相場は〜・・・どーなんでしょう?うちは、家賃5000Fr代のところで、当初知人から「300Fr程度包むとよし」と教えられたけど、なぜだか年々減ってきています〜(^^ゞ。管理人さんの待機様式(住み込みか・週何回かの通いか、複数化各棟担当者ありか?etc)にもよると思う。そのほかにも、小包をよく預かってもらってるとか、アパートのトラブルのときに間に入ってよく世話してもらったとか、感謝の気持ちがあれば多くしてもよいだろうしね〜。フランス人は、チョコや鉢植えを送ったりもしているらしいよ。500Frが相場という人もいるし・・・皆さんは、どん位していますか?

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