<夏の市場>
花の都パリの、うらぶれた夏の市場のお楽しみをご紹介します。

        ・・とっても閑散・・

バカンス国としてと〜っても有名なフランス。6月末から9月頭まで、そのバカンスシーズンは続くが、とりわけ8月15日あたりは、ピークも、ピーク!街中、シーン、として、人影も車の数も、普段とはくらぶべくもないうらぶれ方。
うちの近所に週2回立つ、パリで一番の規模を誇り、店が出揃うと200店を数えるという市場も、このとおり。いつもの20%程度の出店率。たまに出ているお店でも、やさいはシナシナ、魚は異臭、総菜屋も品数薄、といった体たらく。客ももちろん少ない。こりゃ〜!在仏日本人は、バカンスなんかないのじゃ〜!付き合え〜ッ(笑)!

          

・・ファッションの都?・・

フランスファッションは世界最先端。住んでいる人々も、さぞかしおしゃれ,,,ではない。もちろん気合を入れたおしゃれをさせたら、素晴らしいかもしれない?ケド、普段は、日本人よりテキトーな格好してるよね〜。彼らの普段着ファッションにポリシーを感じるとすれば、それは、流行を追わないことだなぁ。自分の生活スタイルに合った、着やすい服を選ぶ、もちろん、安い服大好き。
で、写真下は、とにかく着やすそうな服を扱う、市場の服屋さん。日本では、だれもいまどき着てなさそうな、アッパッパーなワンピースとかが安く売られている。いつも、大賑わい。もちろん、私も買います(笑)。だけど、こんなぱっと見ただけでは引きそうなだっさ〜い服も、フランス人はちょっとおしゃれなアクセサリーをつけて、引き締めて身に着けるんだよね。見違えるよ。やっぱり、センスがいいんだろうね。
そして、さらに、服の下につけるフランス人の下着は?というと、写真上のような感じ。派手・デカッ!です。フランス下着といえば、繊細・華麗というイメージがあったのだけど…こんなもんだ。それより、市場で、堂々と下着屋が出店し、いつも大賑わいで、下着をためつすがめつしているマダム方がたくさんいるということのほうが、イメージ壊す。

・・枯れ木も山の賑わい・・

ということで、普段なら200店もの押し合いへしあいの中、場所さえもらえない、マイナーな出店たちが、バカンスで抜け落ちた場所に入る。

写真は布屋。ファッションとして楽しむパレオ用の大きなスカーフから、足拭きマット、テーブルクロスなどさまざまな布を扱う。見ていると、インドや西アジアなど、とにかくアジアティックなものが多い。

 

 

 

、雑貨屋さん。ヘアーアクセサリー・サングラスなどを扱っている。今年目に付いたのが、ミニポシェット20Fr。なぜだか、漢字プリントされているものが多い。何も言うまい…。

写真下20Fr均一、アクセサリー屋さん。一応立派な箱に入っているが、たいしたものではない。が、おおはやりの店先。こういうところのアクセって、とにかく大振りのものが多い。だけど、フランス人のアクセ使いはとってもうまくて、こういうものでもとっても素敵に使いまわすんだよね。アクセ使いの極意、盗んでいきたい。

 

 

 

  

 

 

そして、なぜだか、写真右裁縫道具屋さん。街中にもちょくちょくあるけど、結構はやってるんだよね。結構皆、ちゃんとお裁縫、するのかな。

後は、怪しげなお店。
写真左下一見アンティーク小物屋。ムードはある。見ていて楽しい。
写真右下大物家具のお店。絵は、ショーもないもの。買う人いるのか?椅子も売り物。こういうお店では、やたらと長く伸びるテーブルを売っていたり、ベットを売っていたりする。面白い。
他に、日本の着物屋さんを以前見かけた。今度、必ず、写真を撮らせてもらおう。

  

・・寂しい公園・・

いつもなら、ものすごく賑わう公園も、このとうり。誰もいませ〜ん。すごい勢いで茂る街路樹の木陰に入ると、そこはパラダイス。子供を放牧している間、本を開いてみたものの、眠気に負け、ベンチに横たわったり、気持ちよく過ごせる。だけど、そうやって油断しているときに限って、知人が通りかかったりして、だらしなさに恥をかく。

 

 

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