・・秋の始まり・・
おっと!お得意の、食い物・酒ネタ・・・また、出ました(笑)。

・・秋の初めに・・

まずは、5月から出始め、夏の間中楽しませてくれた、フランス産の甘~いイチゴ「ガリゲット」とお別れ。4月になるとひと足早く出始める、大粒のスペイン産よりも、甘くて濃厚な味でおいしい!旬には一パック10Frに安くなるので、よく買い込む。簡単生クリームスプレーをかけるのが、我が家のお気に入り。→

←ダリアの花ともお別れ。夏といえば、ひまわり!な日本だけど、フランスはどっちかというとダリアのほうが良く見かける。黄色・オレンジ・紫など色が華やかだからかな?ひと束12Fr。

夏には消費量の上がる水。日本茶・紅茶を沸かすのに最適なボルビックに、この夏5ℓボトル出現。画像のようにボトルを寝かせたまま、蛇口に付いたボタンを押すようにすると、水が出る。面白いので、買ってしまった・・・。→

←夏の盛りに旬を迎える、いわゆる赤い果物。酸っぱいけれどついつい病み付きになる上品なお味のフランボワーズは知られてる。だけど、左の森のイチゴは、私もこの夏初体験。本物イチゴを超小型にしたような形だけど、口に入れると、とろ~りと絡むような舌触りで、さっぱりと甘い。こういう小さな果物は、食べだすと止まらなくって、気が付くと一人でひとパック食べちゃってることも。2パックで20Fr。

←やっぱり、日本人には堪えられない刺身のアイドル、マグロ!夏に旬を迎えます。安くなるとキロ80Fr以下で新鮮なマグロが手に入ります。このマグロは、通な魚屋によって、あらかじめトロ部分が切り取られて別売りされている(が、値段は結局赤身と同じ)。トロのうまさに目覚めていない魚屋は、トロも赤身もそのまま一度に輪切りにしてくれます。

・・秋の果物・・

←秋の始まりを告げる、スモモの一種、右:レンヌ・クロード、左:ミラベル。両方とも、生で、皮ごと食べられます。甘くてジューシーで大好き!キロ30Fr前後と安いので、種を取り除いて、ジャムやタルトにも、引っ張りだこです。花は、コスモス。

→日本では、街路樹としてよく見かけるイチジク。排ガスまみれで、どこにでもあるものだったので、食べる物という認識が薄かったのだが、こちらに来てイチジクの大ファンになってしまったよ。割れて赤い粒粒の中身が見えるくらい、熟した物を買い込んで、すぐ食べる・・・カビが生えやすく、日持ちしないのが難点なんだよね~。 これもジャムやコンポートに、できる。

→夏の終わりから出盛り期を迎える白いんげんは、子供たちも大好き。なんてったって、さや剥きをやらせてもらえるんだもんね。スープに入れると、独特のとろみと ポクポクした甘みが出て、味を引き立ててくれる。もちろん乾燥ものもあるけれど、旬の新鮮な物には、全然かないませんなぁ。さやがすぐに痛んでくるので、剥いてしまったほうが長持ちします。

 

・・スーパーの特集・・

9月の新学期に備えて、8月末からスーパーでは学校用品の売出しが始まる。売り出しと言っても、安くなるわけではない。ありとあらゆる文房具・カバンなどの品揃えが 豊富になるだけ。この時期になると、どこの店でそろえると、どこそこよりどれだけ安くなる、と言うような話題が雑誌テレビをにぎわす。

小学校以上にもなると、学校からノートの罫線のタイプ・枚数まで決まったものをそろえろと、必要物品の膨大なリストを渡され、親は奔走する。買い揃えた物を毎日使う。プラス分厚い教科書、となると、その重さは想像を絶する。

フランスには、日本のようなランドセルはなく、カルターブルと呼ばれるリュック式のカバンが主流(写真左)。かなり大きいのを、みんなかついでいる。あまりにも重いので、健康への悪影響が心配され、最近では、コロコロの付いたキャリーバックみたいな物を使っている子供も見かける。防犯の観点から、 学校に置き教科書は出来ないとのコト。大変だ。

写真上の2冊のスーパーのチラシは、右が文房具・洋服など。左が食品系で、この季節特にお菓子・ジュース・菓子パン類がお安くなっている様子。写真下は、その一ページだが、チョコばっかり・・・決してチョコ特集ではないんだが。

・・スーパーの特集Ⅱ・・

新学期特集の後を引き継いだのが、秋のワイン特集 。春と秋、年2回ワイン祭りが、どこのスーパーでも開かれる。中規模のスーパー以上になると、バゲットやソシソン等ちょっとしたつまみトともに、利き酒もでき、箱単位でまとめ買いするフランス人も多い。

大型のスーパーなどでは、超高級有名ワインも売り出しで出るらしく、今年某オーシャンで「ムートン・ロッチルド」の1997年ものが750Frで出ていたとのコト。しかも、お一人様2本まで・・・って、どこかの商店の卵特売みたいジャン(笑)。その噂を聞いて私も出かけたけど、売り出し始まって6日目では、遅すぎ、完売してたよ・・・トホホ。

まぁ、だいたい酒は好きだが、そんなに高級な物を飲まない私が選んだ今年のラインナップが写真下。選ぶ基準として
①予算は高くて50Frまで。希望としては30Fr前後。
②保存設備がないので、すぐに飲める物。
③何か信用おけるメダル(賞)を取っていること。
④AOC(原産地名称権)がついていること(これは、国が定めた一定のの品質基準を満たしているという証)。
という感じ。
ワイン選び素人としては、③のメダルというのは、基準になるようで、難しい。国際コンクールや由緒ある賞ならともかく、ワイン産地の賞となると、その地域で毎年、各ワイナリーが持ち回りで賞を取れるように調整しているらしい・・・単なる宣伝のため。だから、信用おける賞を狙うコトが大切。ワイン狂ともなると、もうちょっと秋の深まる頃に開催される、ワイン見本市にて、未だ知られざる銘酒を掘り当てるべく、利き酒を重ね、何箱も買いあさる、と言う深みにはまるらしい。

この後は、秋の売り出しが始まる。年2回夏と冬の決まった期間の売出しにしかSOLDE(バーゲン)と言う名称は使えない ので、「10Jours d'or(黄金の10日間)」等と、ネーミングに苦労の跡がうかがえる。こうして10月と5月にも売り出し期間があるが、たいして安くはないし、売出しはほんの一部商品だけ。まぁ、本格的に寒くなる季節を前に、ワードローブに不足のある人には、ありがたいだろう。

左からブルゴーニュ産、AOC、ピノ・ノワール、domaine「Cheneraie」37,85Fr、2001年パリ金賞。
コート・ド・ジュラ産,AOC、シャルドネー、Domaine「Tissot」37Fr、なんか惹かれた。
リモー産,AOC、辛口発泡ワイン、「Grande tradition d'aimery」36,80Fr、発泡酒好き♡
リモー産、AOC、Domaine「Astruc」34,90Fr、他の人が買い込んでいたので、真似した。
ボルドー産,AOC,「La Devise De Lilian」59,95Fr(Lilian-Ladouysのセカンドワイン)、2001年パリ金賞。

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