冬のアンティーク・古物市
暗くてサムーイ冬の楽しみ。うちの近所では月に1度はあちこちでこんな風景が繰り広げられています。
12月と1月に行われた、アンティーク・古物市をまぜこぜにご紹介します。
こんなお店があるよ!

ざわざわした、イベント気分が好きな私は、なにを買うつもりはなくても、こんな風な集まりがあれば行かずにはいられない。

どっちにしろ、あんまり買うべきものはない。
ここに挙げたお店なんかは、かなり上質なお店で、売っているものも(本物かどうかは別にして)「ルイ何世時代の物」「どこぞの貴族のお館の物」で、きれいに手入れされているものが多い。
日本に持ち帰って使うには、大層すぎたり、めちゃめちゃ高かったり…ふくろうの剥製なんか、どーすんねん(右下)って感じでしょ。娘は魅入られてましたけど(笑)


 そんな中でも、結構お気に入りは、ちまちまっとした置物のお店(右上)。
アールヌーボー調のデザインが好きなので、見ているとうっとりする。
けれどもご用心!
こんなの、ここで高く・中古で・壊れてるかもしれないものを買わなくても、しかるべきランプ屋やアトリエ・デパートに行けば、まったく同じ物・上質の物が新品で、下手をすれば安く売ってる。
偽者、・本物、壊れてる・否やを見抜き、値段交渉を繰り広げるのも、アンティーク市の醍醐味。
まだまだ売り子の言いなりの私なんかは、恐ろしくて、手が出せません。

上等以外のお店では、ほとんどフリマ。自分ちから持ってきた、本・子供のおもちゃ・古着・食器、などを扱っている。
更に、「・・・」というお店では、靴片っ方・使いさしの電池・ぼろぼろのビニール袋、なんかが売ってあり(!?)、ホント絶句・・・です。

こういう臨時のアンティーク市・古物市のほかにも、常設・週3回などというのみの市もあります。

 ちょっと変り種

アフリカーンな出店。
アフリカンな、お面・彫像・民族衣装・布・アクセサリー・家具なんかをわんさか扱っている。
コレが結構繁盛している。
こういう市場では、品物の由来なんかを聞くのも楽しいので、買う買わないは別として、冷やかしで説明を求めるお客も多いと見た。
おしゃべり好きそうな店主も、心なしか嬉しそう。

                                                       絵葉書屋

臆病者の私が、唯一手を出せる古絵葉書。
主に自分ちの近所の、100年位前から戦前までの古絵葉書を集めています。
予算は一応50Frまでなんだけど、コレ!というのを見つけると、ついつい買ってしまう(>_<)。
今までで一番高かったのは150Fr(10Frまけてもらったけど)!
だって、子供たちが生まれた地元病院の、100年前の姿だったんだもーん。高いものは300Frや400Frするものも!

フランスは、100年前の建物・町並みがそのまま今に残っているものが多く、同じ町並みなのに人々の服装・乗り物が時代劇のようなのには不思議な感じがしたり、都市改革でまったく違ってしまった通りに驚嘆したり・・・なかなか面白いんですよ。
それに使用済みの奴なんかだと、メッセージが入ってたりするの…仏語不案内で読めないんですけど、なんだかロマンティックじゃない?

そのうち、整理して、今と昔の写真を並べて飾る予定(さて、いつ完成するだろうか!?)。                       

 つまみ食い

フランス人の大好きなアンティーク市といえども、彼らがつまみ食いなしにそぞろ歩きするはずはない!

とういうわけで、怪しげなガラクタ屋の店先よりも繁盛しているのではないかと思う、食べ物屋さんの紹介。

左下Chichisチュロス屋さん。口型で搾り出した生地を揚げ、さとうをまぶした細長いドーナツみたいなものを売るお店。アツアツがウリ。皆、大好き!ここでは一緒に、クレープとワッフルも売っていた。

後の2店は、ソーセージ・生ハム・チーズ・田舎パンを売るお店。何でアンティーク市に?って気がするけど、まぁ、いいか・・・。
生ハムはなんと足1本ごと売られていて、ソレを家庭でスライスして食すタイプの物が、ボボボンッとたくさん積み上げられている。薄く切るのは至難の業だが、切りたてはさすがに味が違うように思うのは、貧乏性の私の気のせい!?
他にも、飴玉や炒りたてのナッツや焼き栗屋さんがあちこちに点在し、良い匂いを漂わせています。

     

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