2001年6月15日 アテネへ!
午前中Mimiは幼稚園、金曜日はいつもなら給食があるのだけど、16時には立ちたいのでお休み。18;30発という飛行機は本当は不本意なの。だけど、たまったマイレージを使おうと頼んだら、この時間の飛行機しか席がないとのことで、仕方なく。
飛行機の中では、子供達は非常にお行儀がおよろしい。機内食も、それぞれぺろりと上手に平らげ、スチュワートに「お利口さんだネ〜」と誉められる。後は、もらったプレゼントのお絵かきをしたり、雑誌をめくったりして時間稼ぎ。その間に、私はガイドブックを見ながら、ギリシャでの観光コースを組み立てる。両替はパリの空港にて済み。
バス
実質3時間でアテネ着。だけど、時差があるので現地時間22:30。23:25発のアテネ行きE95番のバスに乗り込む。陽気なイタリア系のお姉さん方と一緒になり、両手いっぱいの荷物にもたつく我々に代わって、子供達の面倒を見てくれる。助かる〜。子供達は、ボンボンなんぞもらって、フランス語で愛想よくおしゃべりしたりして、ご機嫌。と思ったら、バスが走り出すなり、爆睡。
ホテル
すいすいと35分ほどで、アテネ市内終点に到着。バスから降りるなり、ホテルの客引き。断りつつ、逆に我々のホテルの所在地を聞くが、親切に教えてくれる。みんな英語が堪能だ。バス停からすぐの我々のホテル「アストールホテル」に着いてチェックインをしていると、日本人4・5人が入ってくる。なんだか我々もお世話になった「旅行代理店マリソル」の人らしい!空港からお客さんをホテルまで引率してきたようだが、こんな時間に!我々のチェックインの手伝いまでしてくれ、こ、、、この人、商売抜きで、ほとんどボランティアだネ〜。
アストールホテルは、ファミリールームを頼んだのだけど、広い!トータル35uぐらいはあるだろう。ベットも大人用のシングルベットを4つ並べてくれており、クーラーもちょいと入れて、伸び伸びと就寝。
2001年6月16日 パルテノン神殿・ゼウス神殿・観光地見物
朝はゆっくりと9時半頃に、屋上にあるダイニングルームにて朝食をとる。
涼しげなテラスもあり、そこで優雅にお朝食〜と決めようとするが、気を抜くとがめつい鳩がおそってくる!人が立ち去ると、数十匹がバザバザッとたかり、コップやお皿を投げ倒しながら、食べ残しをあさってる…こっ、怖い。一応、バイキング形式の朝食だが、たいしたものはナシ。オリーブが出されていたのがギリシャらしいさを感じさせた程度。パルテノン神殿が望め、景色は良かったが…。
現地旅行代理店マリソルさんへ
ギリシャについて以降の、ホテル・船・送り迎えの車などを手配してもらった、現地日本人経営の旅行代理店「マリソル」に代金を支払いにいく。今日は土曜日で、本来はお休みの所、出勤しているようだが、私たちの前後にも、同じような客が次々と詰めかけている。代金支払いだけなのに、効率的な遺跡巡りコース、おすすめのレストラン、町中での注意事項etcいろいろと教えてくれ、見やすい地図も持たせてくれる。すばらしく親切!ありがたや。
アクロポリス見物
いよいよ遺跡巡り。まずは徒歩でアクロポリスへ。
ホテルから見た感じでは、ものすごい岩盤の高いがけの上にパルテノン神殿があり、「いったいどーやって、あそこまで行くの?」とかなり心配したのだけど、崖をぐる〜っと半周するように道があり、ぼへ〜っと登っていくと、意外とあっさり入り口まで到着。最後の5分ぐらいは、岩場・階段続出できついが、それを癒すように冷水器が配置されており、のどを潤せる。このあたりは、オリーブの木(多分)が多い。残念ながら実はなっていなかったけど、オリーブの国ギリシャに来たんだなぁ〜と情緒たっぷり。
アクロポリスにはいると、係りの人に「バギーはここに置いていって下さい」といわれるが、コレが正解。階段と岩場ばっかりで、とてもバギーが入れるところではない!
子供達を励ましながら、パルテノン神殿・アテナイの神殿などを見るが、つまらなさそう。そりゃそうだ。子供にとっては、遺跡なんてナンの価値も感じないだろうし、さすればコレは、ただのハードなハイキングだ。ちょっと気の毒。一応、神殿のいわれや、ギリシャ神話にまつわるお話しなんぞをして気を紛らしてやろうとするが、何せ暑い!こっちもバテ気味。
だけど、アクロポリスで発掘された彫像が保存されている博物館は良かった…なんといってもクーラー入ってましたから(笑)。マジで、3000年前のきれいなおねぇさん像とかがゾロゾロ、その衣装や髪型には、感嘆のため息。ギリシャ神話の彫刻の緻密さには、脱帽…芸術ってえらそうにいうけど、3000年以上も向上していないんじゃないのぉ?という気が。神殿の柱一つとっても、建築学から物理学、果ては目の錯覚なんてものまでしっかり計算され尽くしてたてられてる。だいたい、この崖の上まで、車もないし電車もないのに、くっそおもい石を運び込んでるんだからネ〜、4000年以上前によ!この分野でも、現代の技術は、大して進んでないのでは?
景色もさすがに上まであがってきたことはある!海まで一望できてとっても爽快!でも、今すぐ、あの海に飛び込めたら、もっと最高なんだけどなぁ。
本日の昼飯
朝が遅かったのであんまり空腹感はないが、子供の昼寝タイムも考え、早めに昼飯…といっても、ハヤ13時。でも、ギリシャでは、昼気温が上がるため、朝しっかり仕事をして、ゆっくり昼をとるという習慣があるので、コレぐらいでは早いほう。アクロポリスに行くまでの道も、2004年のオリンピックに向けて整備中だったけど、炎天下で働く作業員の逞しいこと!肌の色もきれいなブロンズにやけ、ちんたらちんたらと原始的に作業している。きっと近隣国の出稼ぎの人たちだろう。頑張れ!
我々は昼飯。さんざん歩き疲れて、うまいレストランを開拓する気力もなかったので、マリソルさんで教えてもらったレストランへ。有名な景観保存地区(要するに観光ルート)キダシネオン通りにある「ビザンチーノ」というギリシャ料理の店(以後タベルナ)。紹介も、かなり眉唾物と思いつつ入ったのだが、うまい!
注文したもの;3品計7000Drs(約135Fr)
・イカリング;シンプルだけど、コレは、もう、素材勝ち!イカリングがこんなにうまいとはっ!レモンをたっぷりかけて召し上がれ。
・タコのサラダ;すばらしく柔らかいタコを輪切りにして、その上に紫タマネギ・ピーマン・オリーブを適当に切って適当に散らし、オレガノ・オリーブ油・レモンがかけてある。何であんなにタコ柔らかいの?煮てるのかな〜?
・なすのコロッケ;なすのトロ〜リと、チーズのビヨヨ〜ンに、ちょこっとミンチが絡まって、可愛く美味。
サービス、めちゃくちゃスピーディ、感じも、まぁよし。
ギリシャのパンって、意外とおいしい。茶色っぽい色をしてちょっと野性的だけど甘味があって、外がかりっと中はふんわり、形は食パン風。かめばじんわり味がしみ出てくるような、いいパンだ。
町歩き
食事中Chichiは昼寝、おかげで落ち着いて味わえたわ。ホテルへ帰って持参のレトルト離乳食を食べさせ、子供2人と夫、昼寝タイムに突入。私は、ブラブラ一人町歩きへ。
どこまでも読書好きなんで、旅先では必ず本屋へ寄る。ガイドブックでチェックした大型書店とやらへ行くが、移転閉店してる…。ついでに、その辺のショッピング街をウインドゥショッピング。はっきり言ってブランドものには興味皆無、それにそんなもの必要ならパリで買えばよろし、とさっさと後にして、違う道をブラブラしながら、再びキダシネオン通りへ。ここは観光みやげ屋とタベルナが軒を連ねていて、目を楽しませる。また、このあたりプラカ地区と言い、ギリシャの古くからの庶民生活が息づいているところでもあるのよ。
ガイドブックにてチェックしていた店を中心に、良さげなお店を覗きまくり。目当ては、個性的で素朴な焼き物、ギリシャ古代陶器のコピーの小さな壺。だけど見ていくと、どんどん目移り。だって、たっくさん特産品がある。大好きなガラス工芸品も多数!美しいなぁ〜。
あっちこっち見ているうちに、道に迷って、かなりプラカ地区を歩いたのに、気が付くと、またキダシネオン通りに戻ってる。すっかりくたびれて、ホテルへ帰ると、まだみんな寝てる。17時だけど、外はまだかなり暑い!ので、私も昼寝。あっ、結局、土産、何も買わず。
再び遺跡巡り
18時起床(笑)。さてどこに行きましょうか?と、またまたマリソルさんご推奨の遺跡観光コースに戻る。ザッピオン公園をブラブラ抜けようとすると、遊具のある公園発見。もちろん子供達は、一目散に走って遊びに行く。しっかし、どうも、このアテネという街は、日本を想起させる。電信柱に電線の走る町並み、クーラーの並ぶアパートのべランダ、果てはこの公園の荒れ具合まで、うらぶれ具合が、何とも日本の下町って感じで。あんまりおしゃれな街ではないし、遺跡だってきれいに保存しようとしていないかのような状況。でも、そのうらぶれ具合が、アテネ5000年の歴史を語るってな雰囲気を醸し出していて、何ともいいんだなぁ〜。
ザッピオン公園を抜けたところにある、第1回オリンピック会場へ。
小さい。100年ちょっと前に初めてオリンピックが開催された時は、参加国も選手も客も少なくって、こんな程度で良かったんだろうなぁ〜。
その隣のゼウス神殿は、閉門時間過ぎで入れず。でも、外から見るだけで十分。というか、すっかり野良犬と遊びほうけて、ろくに見てなかったけど。
なぜだか、アテネの街には、野良犬が多い。しかも、人間なんてどーでもいいというような、無視の仕方をする野良犬。日陰で涼しければ、遺跡内の混雑する通路でさえも占領して、昼寝。だけど、耳がプラプラと頼りなげに垂れた、情けないような表情が、何とも愉快。
あまり人には寄ってこない犬たちだけど、ゼウス神殿では3ヶ月程度の子犬が4匹戯れていて、うちのチビどもに、興味津々。柵をくぐって遊びに出てくる有様。微笑ましく遊んでいたのだけど、どんくさChichiが足を滑らせ「わっ!」と叫んだら、驚いて逃げていってしまった…残念。
晩飯
またまた早めに夕食することに。
一人町歩きの時にチェックしておいたキダシネオン通りのタベルナ「ピッコリーノ」へ。
頼んだもの;5品計12900Drs(約250Fr)
・ムサカ;なすとトマトとポテトのグラタン
・イカリング;うちの定番と化す
・パスタナポリタン
・海の幸スパゲッティー;タコ入りで、ちょっと感激
・鶏肉の串焼き、ポテト添え
まずくはないけど、あたりではないタベルナ。まぁ許せる、ハズレ加減。注文とるのに、おっちゃん横から、あれこれ勧めてきすぎて、うるさいっ!ゆっくり選ばせろぉ!ボリュームだけはたっぷり、デザートにサービスでスイカ出してくれたけど…うぅ〜ん、ごまかされないわ。
それにしても、タベルナの客引き合戦はすんごい。呼び込みに負けずに、レストランを選り分ける目が問われるわ。
その辺のお店を冷やしながら、アイスを食べ…コレが、またでっかいアイスで、Mimiは一人で食べきれなかった!…ホテルへ帰る。
明日は、朝早い。荷物整理して、寝る。
2001年6月17日 船に乗り、ミコノス島へ
6:30ホテルのロビーにて、船まで送ってくれるマリソルさんからのお迎えと待ち合わせ。朝早すぎて、ホテルの朝食はとれないけど、船着き場にてベーコンサンドイッチ、屋台にてギリシャパンを購入。結構うまい。
船に乗る
船は「デッキ」とチケットに書いてあったので、てっきり風の吹きっさらす外のベンチかと思ったら、内部の客室どこでもいいらしい。といっても、日本のフェリーの感じではなく、レストランとかの、ラウンジ風。45分前に乗船したので、席取り放題。ソファーと肘掛け椅子をゲット。悠々と座れる。初めて大きなフェリーに乗る子供達は、意外と冷静…というか、よくわかってないのか?陸を離れるところを見せても「ふ〜ん…」と無感動で、なんだかママはがっくり…もうちょっとリアクションあると思ったのになぁ、そんなモンかぁ。
Chichiは今日は午前昼寝モード。その間Mimiとギリシャの蒼い海を眺めに、外へ。
うぅ〜ん、いい風だなぁ〜。潮の匂いが、たまらなく、素敵っ!現れては消えていく、たくさんの岩盤ベースの地中海の島々。Mimiも何が面白いのか、なかなか客室へ帰りたがらない。ギターを抱えたカップルが弾き語りをして小銭を稼いでいるのに、チャリンとコインを投げ入れたり、ついでにMimiと一緒に歌を歌ってみたり、バカンス気分満喫。コレ、コレ!こういう感じだよネ〜、バカンスって。室内たくさん場所があるというのに、外のベンチにて寝そべり、日光浴している人、多数。気持ちはわかるなぁ〜。
ひるめし
早起きのため、すっかり腹が空いた。11:30に船内のセルフサービスレストランが開店しましたという放送が入り、すぐさま偵察。まぁまぁ食欲をそそるものがあったのだけど、食堂から持ち出し禁止とのこと。一人づつ交代で食事に行くことにする。
注文したもの
・ミートボールのパスタ;このミートボールもギリシャ特有のもの。様々なスパイスで味付けされ、紡錘形に形作られている。トマトソース味。付け合わせが、なんと、米の形をしたパスタ!はじめは「このお米、茹ですぎ〜。何でこんなにふにゃふにゃ?」と思っていたのだけど、パスタだった。まま、うまかった。
食事を終えると、だんだん退屈し始めた2人。そりゃ、6時間は長いよネ〜。
隣の席の小学校2・3年ぐらいのお姉ちゃん2人が、時々遊んでくれる。イタリア系の家族か?ママに「名前を聞く時、英語でどういうの?」とか通訳してもらいながら、なんやらかんやら話しかけてくる。どっちかというと、まだ赤ちゃんしているChichiの方が人気で、Mimiちょっと焼き餅気味。笑いをとろうと(あぁ関西人の血が騒ぐ)、乱暴かつ危険で迷惑なことを始め、とうとうママに叱られる…と、丁度眠かったのも手伝って、大ヒステリ〜!人目を意識して、大声で、わざと、泣きわめく!更にママに、外へほりだされる。しばらく、ベソベソしたと思ったら、そのままお昼寝。
他の2島を経由して、終点が目指すミコノス島。
小さな湾に、あこがれた白い建物の小さな集落が見えてくる。絵になる〜。
船を下りると、またもや、ホテルの客引き。そんなんより、ホテルの送迎バスはないのか?と探すが、ナシ。町中まで数百メートル、石畳を重いトランクをほとんどかつぐようにして、タクシー乗り場へ。島に数台しかないタクシーはすっかり出払っていて、待てども、なしのつぶて。車待ちの行列だけが伸びてゆく〜。待ちながらアイスを食べて一休みして、やっと相乗りしたタクシーは、ほんの5分も乗らないのに1000Drs(約150Fr)。ぼったくりだけど、こんな状況では、客は文句も言えないのだ!
ホテル
噂には聞いていたけど、ものすごい坂道の中腹にある中規模ホテル「アナスタシオス セバスティ」…ちょっとここは小さい子連れの家族にはお勧めではないなぁ〜、地の利が不利すぎ。ちょっとホテル代をケチらずに、やっぱ船着き場に一番近くて、町中にある「LETO」にしとけば良かったか?部屋も、狭っ!まぁ、島のホテルはファミリールームがないくらい狭いホテルばかりとは聞いていたけど、トリプルルームでダブルベットに、シングルベット、それだけで部屋いっぱいの上、風呂はシャワーのみ、ときたもんだ…キュウ。
でも、ムードはある。真っ白な建物に、淡いコバルトブルー?で窓枠が塗られていて、部屋の中も、古い梁をむき出しにして、レトロな幌付きのベットを配してあるところなんて、ロマンチック。
ここのオーナー(多分)がボルドーに住んでいたことがあるとかで、仏語で意気投合。妙に親近感感じて、とっても親切にしてもらった。
プール
すっかり船の中で昼寝を済ましたチビどもと、とるものもとりあえず、ホテルのプールへ。
1,3〜2.5mの深さ、15×5uぐらいの大きさのプール。水は冷たいし、風が強くて、寒い!
マリソル関係か?日本人のお姉さんが先客で、静かにプールサイドで本を読んでいたが、チビどもにムードを壊され、退散。我々だけになり、飛び込むわ、マジ泳ぎするわ、大騒ぎ!…していたのは、主に、ワタクシです。
子供達は、はじめ全然水に入らず。でも、私が楽しそうにしていると、Mimi、おそるおそる、プールのはしごに腰掛けて足をバタバタ!そこをすかさずとらえて、私が抱っこして泳がせようとしたけど、怖がって大パニック!「イヤーーー!やめてやめてやめて!ママ!Mimi、水の中に入れて、どうしてくれるんよ〜!うっわーん!」となんじゃかんじゃ言いながら、号泣。作戦、あえなく、失敗。その様子を、かなずちの為プールサイドでゴロゴロしている夫の陰に隠れ、ビクビク見ているChichi。ママ、つまんな〜い。
すっかり水がいやになったのかと思っていたけど、やっぱり水遊びが楽しいMimi。再びはしごに捕まりながら、ばた足が出来るまでになったよ。だけど、Chichiは、プールサイドの水たまりで遊ぶだけ。赤ちゃんだネ〜。
街へ
プールで遊びたがる子供をなだめすかし、シャワーを浴びたら、街へお出かけ。下り30秒で坂を降りたら、すぐ町への入り口。この坂さえなければ、いいホテルなんだけどねぇ。
街に入ったら、本当に迷路。夫と「どっち行く?」と相談して右へ、右へと進んだので、フェリー乗り場の方へ出るかと思いきや、ペリカンと遊べるタベルナ「ニコス」のところへ出てしまった。
このペリカンは、この島の有名なアイドルで、ペドロと名付けられかわいがられている、らしい。ので、人なつっこいのかと思ったらば、結構凶暴。触ろうものなら、くちばしをならして威嚇、かみつく、つつくetc、なかなかのコンババだ。でも、一応記念撮影。年寄り1羽若者2羽の計3羽いたけど、みんな「ペドロ」なのか?
晩飯
せっかくここへ出たのだから、と晩飯。
島で人気の「ニコス」でもいいなと思ったのだけど、その向かいの広場に面した「TA
KIOUPIA」の方が、席がゆったりとしていて、子供が退屈しても、広場で遊ばせられるなぁ〜と、そちらへ。
コレが、大当たり!うまいし、サービスも感じいい!
注文したもの;6品計13400Fr
・ミコノス風マメサラダ;小さめの大豆に似た豆を、紫タマネギ・パセリ・トマト・ピーマンetcとドレッシングで和えてある。一見、ちょっと、豆マメしすぎてえぐい…が、豆嫌いの私がぺろりと食べちゃえるほど、おいしかった〜。
・トマトとピーマンのファルシ;フランスのと違って、中身は米が主体。一度トマト味でピラフにしてあるとみた。それを、大きなトマトとピーマンに詰めてある。ハーブがいい具合に効かせてあり、あっさりうまい。
・イカリング;いつものヤツ。フワフワ、うまい。
・タコの炭火焼き;惚れた一品!柔らかく太い水ダコの足二本を、焼いて、オリーブ油・レモン汁・バジリコなどをかけたもの。シンプルだけど、何で、こんなにうまいのぉ〜?
・魚スープ;白身魚をいも・タマネギなど野菜と共に、澄ましのスープで煮込んだもの。素朴で優しい、おばあちゃんの味、ってかんじ。
・コショウ風味のステーキ;フランスでも定番だけど、夫の好物。
感激して、ウマウマ食べているうちに、すっかりくたびれたChichi、再び就寝…タベルナの椅子二つくっつけての、即席ごつごつベット。静かで結構。
ちょっとポエジーに
食後の散歩は、ゆっくりと、街の南地区を回ることに。
丁度夕日が水平線に沈むところ。それを背景に、堤防の上、パパに手を取られながら、Mimiが嬉しそうに歩く。うっとり、幸せだなぁ〜、と思わせる瞬間。
街のあちこちに、小さくて素朴な教会がある。窓がないのでステンドグラスなんかもないけど、たくさんキリストや聖人の絵が飾ってある。みんなが大切にして、祈ってきたのだろう。
民家の筋では、夕涼みか?人々が家の前の階段などに腰掛けて、お隣どうし、楽しそうに語らう姿も見かける。地元の人、いい顔してる。お年寄りのしわくちゃの、浅黒い顔は、この島の強い風・厳しい太陽にさらされ作り出された、いわば島の顔なんだろう。ひどく重みがあって、いい顔だなぁ〜。
海辺のおしゃれなカフェでは、でっかい果物をたくさん飾ったカクテルをゆっくりと味わう、カップルでいっぱい。子連れでは、そうはできないのがちょっと悲しい。
だけど、子連れ旅の醍醐味って、それ以上のものがあるかも。何より、すれ違う人皆が、口々に「可愛い!」とニコニコ話しかけてくれるのが、親ばかにはたまらない喜び。ちょっとバカンス気分でハイになっている旅行者はもちろん、地元の店員さんなんかも、「あんまり可愛いから!」といっては、近所の友人のお店まで、連れ出して見せびらかしに行くことも。冷やかしに入ったお店で、何かしら、おまけをもらったり、味見をさせてもらったり。子連れは、楽しい!昼寝タイムや、トイレの確保には、大変な思いをするけどネ〜。
2001年6月18日 海水浴パラダイスビーチへ
ホテルの朝食が、望外にうまい!バイキング形式で、出されているものは、全然たいしたものではないのだけど、自家製とおぼしき、ミニクロワッサンが、最高!皮はサクッと、中はムチッとしっとり。しかも焼きたて、ほんわか暖かい。パリでも、なかなかお目にかかれない、おいしいパン!さすが、ご主人、フランスに住んでただけのことはあるネ〜。
町中の浜辺
昨晩、パラダイスビーチ行きバスの時間をチェックしたけれど、記憶違いで、乗り過ごし。しょうがないので、次のバス待ちの一時間、近場の海岸へ。
小さく、品粗な、砂がちょこっとしかない岩場の浜。おまけに、だぁ〜れもいない。もう10時なのに、この街は朝が遅いみたい。
昨日と比べて風はやんだけど、水が冷たい、けど、泳がなきゃ、損!と頑張るママ。
子供達は、持参した水鉄砲や砂遊び道具で、浜遊び。
カナヅチパパは、岩場でカニを捕まえて、少年に戻ってる。
綺麗な海。船から見た時は蒼かったけど、浅いところはエメラルドグリーンだよ。大小魚が、多数いる。おいしそうなウニが、あちこちにくっついてる。ギリシャでは食べないのかな?もったいない。
パラダイスビーチへ
南バス停からバスに乗り、15分ほど。別名ヌーディストビーチに到着。
正直、かなり期待して行きました。もしかして、水着着てちゃぁ、失礼なくらい、みんなヌードで歩いてるかも?私も、脱ぐ!?なぁ〜んて。
だけど、ぜーんぜん、ごく、普通の広々とした綺麗な砂の浜辺。ずらーっと、有料の傘と椅子のコーナーが広がっていて、端っこの方に行くと、数人、すっぽんぽんの人がいる程度。何故か、私たち一家は、そのすっぽんぽんコーナーにて、シートを広げる(すけべ夫の趣味か?)。
私は水中めがねを装着して、本格的に海遊び開始。ちょっと遠くまで泳いでいっては、潜って、海中散歩。別に、しょうもない魚や、海藻が漂っているだけで、ナンにもないけど、海に来たら潜らずにはいられない。
子供達は、せっかくボートをふくらませたのに、海に入らず、水をくんできてはボートの中にためて、砂遊び。
夫は、足こぎボートに乗りたいらしいが、銘々の遊びに夢中の妻にも子供にも断られ、ちょっと可哀想。一人で乗ってきたらいいのに…それも寂しいか。
昼飯
ビーチに沢山ある海の家で、セルフサービス方式のレストランへ。
頼んだもの;5品計7100Drs(約)
・タコサラダ
・ミートボールのパスタ
・パン・オ・ショコラ
・イチゴクリーム;妙なモノを頼むのは、我が夫…。
・クリームのパスタ
セルフサービス式で、できあがったモノをレンジで温める形式のモノなんで、全然期待していなかったのだけど、そのレベルとしては、結構おいしかった!しかし、うちの夫は、ここまで来て、一体何を食っているのやら?チョコパンに、イチゴクリーム…???
お腹がいっぱいになったら、すっかり眠たくなってしまったので、私は、昼寝。
だけど、その間も、子供達は、ずーっと、砂遊び・水遊びをし続けていた模様。
バスは、1時間に1本しかないので、時間がくるたび「帰ろうか?」と聞くが、「まだ〜」「まだ〜」の連発。全く、炎天下の下、疲れを知らない子供達だ。あんなに水を怖がっていたChichiも、最期には、Mimiと一緒に浮き輪ボートに乗り、海の上を漂えるほどになったよ。
しかし、もう6時間も浜辺にいたら、いつの間にか、私たちが一番の古顔になっている。子供達も、はしゃいではいるけど、くたびれているはず、となだめすかして切り上げ、帰りのバスに乗り込むと、すぐさま、爆睡!やっぱりね。
それでも、バスから降りて、這々の体でホテルに帰り着くと「プール行く〜」攻撃。バスの中が暑かったので、涼みついでにプールへ。数十分の約束が、またまた、上がりたがらない。夫に子供達を任せ、部屋でシャワーを浴びていると、遅れて夫子供帰ってくる。一体どうやって説得したの?
みんな風呂に入って、ちょっぴり、昼寝。
大ハズレな晩飯
昼寝のあと、ぼ〜っとしつつ、町へ出て、お目当てのレストランにて、食事。
頼んだもの;4品計7100Drs
・クルジェットのビネグレットソース;半分に切ったクルジェットを、素揚げにして、ドレッシングに浸したモノ。まずくて、食べられず。物欲しげな野良犬でさえ、振り向きもせず。
・アーティチョークのサラダ;茹でたアルティショーとレタスにマヨネーズをかけたモノ。ちょっとバカにしてんじゃないの?と怒っちゃうくらいマヨネーズかけすぎ。気持ち悪い。
・白身魚のムニエル;コレは、魚の素材勝ち。魚自体がおいしいので、私は救われたけど、このレベルの調理では、素のままでもおいしい魚への冒涜では?
・Mixピザ
かなり怒っちゃうくらい、大ハズレなレストラン!
何でこの店を選んだかというと、小さな海岸に面していて、食事に退屈した子供達を、そこで遊ばせられるなぁ〜、と思ったから。
だけど、料理めちゃまずっ!呼び込みだけ熱心で、サービスも遅すぎ!何時間待たすんじゃぁぁ!
ねらいどうり、子供が砂浜で遊んでてくれたのだけが、料理の不味さに荒れた心を慰めてくれたわ。
うちのカワイコちゃん達は、砂浜で拾ってきた石を並べて、お店屋さんごっこをしていたのだけど、どこぞの放送局のクルーといった体の、でっかいビデオカメラを抱えたおっさんが、遠くから、近くから、風景と共に、長いこと撮影していた。うちの子たちのモデル出演料、お高いわよ(笑)。
お茶
食事をはずすと、ご機嫌斜めなワタクシ。ぷんぷんしながら、町歩き。怒りすぎて、こりゃちょっと、何か腹に収めて調子を整えないと、眠れそうにないわ、とカフェを探す。
今度こそ、はずれないように!と、店先の先客達の食べてるものを、こわ〜い目でためつすがめつして、港に面したおしゃれな店へ。
ねらいはパフェ!頼むと、バナナ2本にアイスクリームのボール3つ+生クリームたっぷりという、巨大なバナナボートが出現。子供達、大喜びでかぶりつき。私も、アイスクリームの浮かんだアイスコーヒーを、ウマウマ、食べる!
旅行中、私は仏語、夫は英語で渡り歩いているのが常なのだが、注文時の私の仏語を聞いていた、隣席のマダム達。なんと、フランス・パリ・15区に住んでいるというではないか!奇遇!
そんなマダム達や、お店の人たちに、かわいいっ!と評判のうちの子達。さんざん可愛がってもらっていたよ。どこに行っても「可愛い」ともてはやされるので、いつもは人見知り気味ムッツリのMimiも、おだてられて、この旅行中、とっても愛想がよくなっているような?
港に浮かんでいる、アヒルやカモと、子供達がよその子まで一緒になって、楽しそうに遊んでいるので、私はもう1杯、ギリシャのパスティス「ウゾ」を注文。ナッツやミニサンドイッチ、オリーブなど、ちょこっとしたつまみも付いてきて、気分はすっかりバカンス♪お茶代5品計7100Drs。
だけど、帰りは、地獄。
すっかり道に迷ってしまった。観光客のいる、土産物屋の筋で迷っている分にはまだ何となく安心なんだけど、地元民の住居区にはいるとがらーんと人気が無く、「追いはぎが出そう」なんて、脅す夫。同じような家並みが続くこの街で、方向感覚が当てにならないことは、先刻承知。真っ暗な道で、迷うことの心細いこと。子供達も「パパ!この道、いかへんの!」と怖がって歩かない。しょうがないから、今の気分にぴったりな歌「お化けなんてな〜いさ〜」を歌うが、子供達も乗ってこず、ますます、空しい…。どこかのホテルの中庭を勝手に横切り、見慣れた警察署前に出た時は、どれほど、ホッ、としたことか!久々に、迷子の気分を味わったわ。
2001年6月19日
こんなところまで来て、夜更かし読書のため明け方5時まで眠れなかった、お馬鹿なワタクシ。それに読書のせいだけでなく、電話の目覚まし機能?が壊れてて、前日朝も夕方も、多分先客が設定した4時になると、ベルが何度も鳴るの。夫が一応止めたのだけど、イマイチ確かではなく、それも気になって…繊細なワタクシ(結局は大丈夫だったのだけど)。だるいわ〜。
今日はこの街を去る日だ。再々の町歩き。だけど、この島の物価は高い。たとえばオリーブ石鹸も、アテネでは300Drsだったのに、ここでは400〜500Drs。結構寒い船の中の防寒と、旅の記念にという夫のたっての願いで、観光地にありがちな、ダサぼろいTシャツ購入。
今日は、お天気が悪い。パラパラ雨なんかも降ったりして、風も強い。
歩き疲れて、再び港で、アヒル・カモ・ペリカンと子供を遊ばせ、眺めつつ休憩。Mimiは、その辺に落ちているパンを拾ってきては、鳥たちに投げ与え大喜び。魚まで寄ってくるんだもん、すごい!Chichiは、埠頭の端に置かれたベンチの落ちそうに狭い後ろを歩いて遊び、我々をびびらせる。
やっぱり、凶暴なペリカン。それと知らずに撫でに来た人を、脅かしている。そのうち、地元民とおぼしき、真っ黒に日焼けした子供達が5・6人、ペリカンを取り囲み、蹴る・砂をかけるで、いじめ始める。あ〜ぁ、ペリカンも災難だ。そりゃ、人間嫌いにもなるよな。
昼飯
腹があんまり減っていないと言う夫を、妻は寝不足の不機嫌でねじ伏せ、早々に昼飯。
もうハズレはイヤ!と、お気に入りのタベルナ「TA
KIOUPIA」へ。
注文したモノ;3品計8500Drs
・なすのサラダ;なすに火を通し、みじん切り?オリーブ油・レモン汁・オレガノなどで味付けし、紫タマネギ・ピーマン・トマトなどを散らしたモノ。なすなのに、こんなに味わい深いとはっ!驚きの一品。
・シーフードパスタ;具だくさんで、パスタの茹で具合も絶妙。トマトソースのお味が、とってもいい。
・ギリシャの一皿(ムサカ・マカロニのトマトソースグラタン・トマトファルシ・肉団子);寝不足のお腹には、脂っこすぎ!ギリシャ料理の大盛り皿。おいしいのよ〜、でも、食べきれなかった〜!無念!!
早めにホテルに帰り着き、最期にプールで水遊び。昨日の海で度胸が付いたのか、Chichiもプールサイドに腰掛け、足をばちゃばちゃ。ほんのちょっとのつもりで、服のままだったから、あっという間に、パンツまでびしょびしょで、大喜び。でも、タクシー待っている間に、乾いてしまった。
このタクシー、行きに乗ったのと同じドライバーで、今度はフェリー乗り場まで一方通行のため、ちょっと大回りしたからと言って、10分足らずで1500Drs。こぉ〜い〜つぅ(怒)。
帰りの船
出発時間の30分前に、フェリーが港に着き、乗船。行きと比べて、混んでいる。ミコノス島が始発になるので、何とかゆったり席が取れたのだけど、他の2島を経由しているうちに、大混雑!肘掛け椅子の奪い合いまで始まる始末。この騒ぎの中、うちの子達は、悠々と体を伸ばして、ゆっくりお昼寝タイム。混雑の中、席をたっぷり取ってるので、肩身の狭いこと夥しい。
天気の悪い日の船は、揺れる…。外に出てみると、一番上のデッキにいるのに、波しぶきがかかる。遠くの島に激しい波が打ち寄せて、大きく砕ける波頭がはっきり見えるほどの波の高さ。今日は、外でバカンス気分を楽しむ人も、ナシ!
すっかり、船酔いしてしまったワタクシ。他にも、船酔い仲間続出。みんなトイレに通い詰め。あぁ、ジェットフェリーにしなくてよかった…行きも帰りも3時間とはいえ、こんな状態にさらされるなんて、考えるだけで…。もしかしたら、こんな天気だと欠航になっていたかもね。とにかく、薬を飲んで、横になると、かなり楽になり、ちょっとお昼寝。
一方、昼寝を2時間もして、元気溌剌の子供達は、酔い知らず…だいたい、毎日でんぐり返しや、鉄棒なんかして、三半官器官鍛えられてそうだもんね。パパとうろちょろ散歩に行ってたと思ったけど、目が覚めてみると、よその子達と遊んでいる。
同じフロアーに乗船していた、小学校中学年ぐらいの子3人にMimiぐらいの子一人。どうもギリシャの人たちらしい。その子達が、MimiとChichiの手を取って、ギリシャバージョンのカゴメカゴメや手遊び・ロンドン橋落ちた?やジェンカ?なんかを教えてくれている。どこの国にも、似たような遊びがあるのネ〜、と感心。途中、法衣姿の、ギリシャの神父さんも、ちょこっと遊びに参加(笑)。何だか妙になじんでいる、MimiとChichi。でも、話す言葉が仏語だよぉ?彼女にとっては、わからん言葉は、仏語もギリシャ語も同じなんだろうかね?日本語よりも仏語の方がギリシャ語に近いと感じてる?おかしいねぇ?
そのうち、そういった秩序だった遊びより、単に走り回って、ゲラ笑い系の遊びになり、周りの人の迷惑になっては…とはらはら。だけど、みんな、笑って見守ってくれた。冷ややかな美人系のお姉さんに、Mimiが呼び止められたので、「あちゃ〜、叱られたか」と思ったら、「ねぇ、カワイコちゃん、抱っこさせて」だって。夫すかさず「写真撮らせて下さい」…彼女、美人だモンなぁ。でも、夫、露骨だよぉ〜。
晩飯
結局1時間遅れで本土に到着。マリソルさんにお迎えたのんどいて、よかった〜。
船酔いで、食欲がなかったのだけど、ちょっと回復して、復活。だって、ギリシャ最期の夜だよ〜。ホテルへ帰ったら、直行で、タベルナへ!
ハズレもイヤだし、23;30という夜遅く、新しいタベルナを探す時間もないので、目当てはやっぱり「ビザンチーノ」。さすがに、キダシネオン通り、開いてました。頑張って来た甲斐があったわ〜。
頼んだもの;3品計6150Drs
・ツナサラダ
・タコサラダ
・イカリング
あとは満足したお腹を抱えて、風呂に入って、寝る。
2001年6月20日
いよいよギリシャ旅行最期の日!何だか熟睡して、すっきり目覚め、時間をフル活用しなきゃ!と、早朝、7時から、アテネの中央市場へ、一人でお散歩。
マリソルさんで市場について聞いてみたところ「つまらないですよ。それに9;30だと、もうしまっています」と聞いていたので、フランスの朝市と言うよりは、卸売市場ののりで、朝が早いのかな〜、と思って出掛けた。
着いたら、2/3以上のお店が閉まっている!遅かったか!と思って、未練がましく徘徊していると、どうやら、これから開店するらしい!朝、早すぎた(笑)! アテネの大市場
広い、広い!なんと言っても2000uあるらしいですから、その広さ、推して知るべし、です。
魚コーナー、肉コーナー、野菜コーナーと、はっきり区分が分かれている。
肉売り場は、フランスの朝市と同じ。だけど、朝早かったので、軒先にでっかい肉をぶら下げて、部分部分で切り分けていく様を観ることができたわ。美しい、お肉さん達。
野菜コーナーでは、やっぱり見慣れない野菜、あるある!ギリシャでは、タマネギは紫系優勢。なすも紫のしましま模様のがある。キュウリは、小振りだわ。何の菜っぱか分からないのも沢山。オリーブがおけいっぱい何種類も並べられているのには、圧巻。店のおっちゃんが、しきりと、撫でかき回していたけれど、それでおいしくなるのか?店番をしながら、朝食をとっている人発見。パンをちぎって食べ、コーヒーを飲みながら、手のひらいっぱいのオリーブを口にほおりこむ!ギリシャ〜!
そういう出店に混じって、小さな何でも屋商店もちらほら。珍しいタコの缶詰をゲット! 8;00になって、ようやく、魚コーナーオープン。待ってましたぁっ♪
大きな板をちょっと斜めに立てて台とし、その上に、魚がずらり!
あるわ、あるわ、タコ・イカ!フランスではゲテモノ扱いされてるけれど、ギリシャでは、トップスター、いい顔してる。お腹に卵をみっしり抱えた小さなカニ発見。うまそう〜。鯛もピカピカしたのがずらりと整列。もちろん貝類も。アワビも蛤もあったよ!どれも、コレも、そのまま刺身に使えるくらい、生きがいいの。だけど、時々、何故か冷凍魚を扱っているお店もあったわ。 どのお店も、客引きがすごい。一見して観光客と分かる私。なのに、腕を取らんばかりの引きぶり。その熱意と、おいしそうなお魚に惹かれ、思わず買いそうになってしまったくらいよ〜、注意注意!すっかり、市場の熱に浮かされ、元気いっぱいでホテルへ帰ると、みんなまだ寝てる…。たたき起こして、朝食へ。 最期の町歩き
ホテルをチェックアウトし、カウンターに荷物を預けたら、再び街へ。
遺跡はもういいし、お土産買いに走りましょ、とデパートへ行くが、コレもまたつぶれてる。近くに、大きめのスーパーを見つけ、ちょこっと覗く。
旅先のスーパー巡りは、主婦の楽しみ。フランスでもおなじみの「LU」のお菓子とか、ネッスレ製品とかは、同じ物が、ギリシャ語のラベルで売ってるの。簡単手作りお菓子で有名な「Alsa」には、フランスではお目にかかれないような、ギリシャお菓子の素、がある。レトルト食品も、ギリシャ料理のメニューがずらり。チーズ売り場は、フランスほどバリエーションがないけど、ギリシャのチーズ「フェタ」は、各種色々、スパイス入りの物が売っている。…楽しい。 早々と買い物が終わってしまい「ちょっと早いけど、早めに空港着いてぶらついてもいいよね〜」と、ホテル方向へ引き返しかける。すると、大好きな本屋街発見!
ちょっとしたアーケードになっていて、10件近く大小の本屋が入っている。観光客、皆無の、ちょっと奥まったところ。そういえば、自分にお土産の本、買ってなかったわ!とお邪魔。
お目当ては、絵本。旅先で、その国のムード満載の絵本を買うのが、私の趣味。ちらちら見ていると、ギリシャ版「テレトビーズ」「バナナピジャマ」「トーマス」がある。子供達も大喜び。
喜んで1件1件みていると、あっという間に、時間がおしてくる。綺麗なお姉さんの絵が沢山付いている、ギリシャ神話の絵本に決定!だけど、お金がないぜ…この国は、あんまりカードが使えなくって、困った…しょうがないから、バス代に取り分けて置いたお金まで、本代につぎ込む。本当は、ギリシャ料理の本も欲しかったんだけど…貧乏すぎて、断念(笑)。 大急ぎで、ホテルに戻り、更に近所の両替商で、3度目の両替をして、バスに乗り込む。
バスから、延々と続くオリーブ畑を眺める。オリーブに混じって、しょぼいブドウ畑も見かける。 昼飯
早めに空港に着いたのに、並ぶチェックインカウンターを間違い、時間ロス。
だけど、昼食は手を抜けない!
頼んだもの;
・イカのトマトソース煮、ほうれん草のピラフ添え
・ホットドッグ
カフェテリア形式のレストラン。すごい混雑ぶりで、席確保に奔走!
そんなレストランでも、イカ、おいしいの〜。なんでこんなに、肉厚で柔らかいの?ピラフの方は、なんか柔らかすぎて、リゾット?ってかんじだったけど、味がよかったので、まぁ許す。 とっとと食事を終え、買い足りないモノを足すべく、空港内の売店へ。
だけど、ない〜〜〜!お目当てのオリーブ石鹸!!!
町中、どこにでも売っていたので「後でいいか」と後回しにしていたら、このざまよ!
涙、涙、涙…
あぁ、土産モン、食いモンばっかりだよう…。 帰りの飛行機の中はさんざん。
天候が悪くて、揺れが激しい。
Mimiがトイレに行きたい!といい出すが、客室係「Non!」だってぇぇ!そんな殺生なぁぁぁ!
どないせぇ、っちゅうねん。
結局「あなたの責任ですよ」と、捨てぜりふを言われながら、用を足したけど、しょうがないでしょ?
出物、腫れ物、ところかまわず、ってゆうじゃん(笑)。
後半は、揺れも収まり、前列に座ったうちと同じくらいの女の子2人が、Mimi達と遊びだす。
もうすぐ4才というお姉ちゃん方が、私の隣に座り、身の回りにあるモノ…ピン留め、指輪、ネックレス、髪飾り、果てはChichiの靴まで…興味津々で、「貸して」コール。
どうやら、イギリスとフランスのカップルらしく、お母さんは英語で、おとうさんは仏語で話している。
子供はどちらもペラペラらしいけど、時々私の仏語が分からないらしく、母親に通訳して貰っていた…って、私の発音が悪いのか(笑)?言葉の苦労について、母親同士おしゃべりしたりして。 久々のパリ!
タクシーに乗ったら、最低!ひどい渋滞。結局、普段20分足らずのところ、2時間近くかかった。
おまけに、日がガンガン照ってるのに、日よけも、クーラーも無し!灼熱地獄〜〜〜! ぐったりくたびれて帰宅。
最期のタクシーが一番きつかった。
暑い…また、海につかりたい…。
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