産婦人科2004年4月24日(土)
フランスの産婦人科は、総合病院でも、個人医院?でも、完全な個室だ。
Drと患者、それ以外といったら、看護婦や自分の付添い人(家族や夫)しかいない。
20畳にも満たない診察室の一角に内診台が設置されている。
内診台コーナーとして、ちょっと奥まっていたり、パーテーションで仕切られていたりするけれど、それだけ。
とってもオープンな診察室となると、仕切りもない内診台の上、夫に見守られつつ内診!なんてこともあるんだ〜!
そんなフランスでしか産婦人科に行ったことがなく、2児を生んだワタクシ。
始めて日本の産婦人科に行って、びっくり!
自分が看護婦時代にその実態を知っていたとはいえ、体験する身となると、結構奇異な感じ。
もっとも奇異なのが、内診台の患者とDrの視線をさえぎるカーテン。
患者のちょうど胸の辺りにカーテンを引いて、あっちとこっちを隔ててるのね。
内診しながらでも話をするし、Dr側においてあるエコーだって見たいのに、カーテン邪魔!
というので、私はいつもめくってしまう。
…でも、このシステムで慣れている友人たちに聞くと、私の行為の方がヘンだって。
結構、内診中にDrの顔を見たくないって人、多いみたいで、これまた、びっくり!
そうなの?
慣れの問題?
他にも、産婦人科に男性の付き添いがほとんどないとか、総合病院では数人の患者を、隔てられている内診台に並べて端から診ていくところだとか、産婦人科と言うのにやたらと男性の医者が多いとか、かな〜り「ショ〜〜〜ック」なことが多い。
それに総合病院で無痛分娩をしているところがめったにないと言うのも、つらい・・・小児科も麻酔科もない個人産婦人科では、無痛分娩をしているところは結構あるんだけど、そんなの不安でしょ〜(-_-;)。
ブツブツ言いながら、カーテン押しのける変な患者するしかないかぁ〜(笑)。
病院2004年4月24日(土)
完全個室制のフランスの医療になれた私にとって、日本の医療現場はかなりショックだ。
なにも入院室の話を言っているのではない。
外来が大問題。
いろんな医院や総合病院に行ってみたが、どこもお粗末としか言いようがない。
どうして待合室と診察室をきちんと隔てないの?
カーテンで仕切ったりして、戸の開け閉めの時間ももったいないの?
ひどいところなんて、戸を開け放した診察室の中に、次とその次の患者を椅子に座らせて待たせるの…待合室はとっても空いているにもかかわらず!
話が丸聞こえだよ。
そんなところで、人生を左右するような大病の話をされたくないよ。
大体何なのさ、「中待合」ってシステム。
そして医師。
一度も患者の顔を見ず、ひたすらカルテに向かって話し続ける医者・・・聴診器どころの話じゃないよ、これって診察してるうちにはいるか?
病気のことが心配だからわからないから、いろいろ質問している患者に向かって、「素人はこれだから!国の保険料の無駄遣いじゃないか!」と言い放つ医者。
TVでは、医療改革だとかお偉いことを言っているけれど、現実はそれどころじゃない。
私が行ったところは、ごく近所の医者で、特別悪いところの話をしているわけじゃない。
どこでもたいていは、こんなレベル、といったところ。
で、こんな医者でも「あそこはよく診てくれる」と言う人もいるのだから、理解不能だ。
相性だけの問題じゃないと思うんだけど…どうでしょう?
写真2003年10月16日(金)
在仏中に撮ったフィルムを焼き増しする機会があり、近所の写真屋に持ち込んだ。
断られた!
日本では、フイルムを適度な長さに切りそろえ、専用のビニールに、一枚一枚入れる。
だけど、フランスで私がひいきにしていた現像屋「フォトステーション」では、
フィルムを適度な長さに切ったあと、下1〜2oのところをシールで白い帯状の紙に貼り付けてあるの。
今回焼き増ししようとそのシールをはがそうとすると、綺麗にはがすことが出来ず、シールっぽいべたつきが残っちゃった。
それが、プリントする機械を汚すと、機会がぶっつぶれる!
と、写真屋さんに断られちゃった…。
結局は、外注でプリントを扱っている大手に頼めたんで助かった。
パリでよく見るチェーン店、安い写真屋「フォトステーション」、気に入ってたけど、困ったわ。
「フォトステーション」以外は、どんなフィルムの扱い方をしてたのかしら?
弁当2003年10月14日(火)
うちが在仏中通わせていたガルデリ(託児所)は、2歳以上になると、
希望者のみ弁当持参で一日託児が可能だった。
で、そこでフランスの一般家庭の弁当を覗き見た。
さすがフランス!
お弁当とはいえ、フルコース!?
日本のようにひとつの容器に何種類も入れず、たとえば、
タッパー@:きゅうりのマヨネーズソース和え
タッパーA:トマトソースのショートパスタ
デザート:ヨーグルト
といった感じ。
そのガルデリでは、以前にも日本人が通っていたというので、
当初「日本人のお弁当は、凝ってるのよね。見せて!」と、先生に期待されたもんだが、
いやぁ〜、なんてったって品数が少なくってすむフランス式は魅力でねぇ〜。
結局、フランス式で、通したもんだ。
で、帰国して、さすがに日本式を取り入れたんだけど、折に触れてフランス式も登場。
すると当時幼稚園児だったMimiから苦情が。
「おかぁさん、うちのお弁当って、変。皆みたいに、いろんなもん入れて。」
(汗)。
で、ご要望に従い改善。
だけど、最近、Chichiが「おかぁさん、フランスのお弁当みたいに、パスタ入れて〜」。
急に、どーしたの?
訪問者2003年9月25日(木)
日本ではやたら勝手に、自宅を訪れる人物が多い。
訪問販売各種は当然、郵便局、宅配便をはじめ、友人知人親戚のたぐいまで。
フランスの我が家では、郵便物などは、マンションの常駐管理人が受け取ってくれるシステム。
おまけに、フランスは基本的に何事も、「予約制」。
なので、何の約束もなく部屋の戸を叩く人=怪しいやつまたは何らかのトラブル(笑)、と言う図式がばっちりインプットされているあたしの頭ん中。
今も、何の予告もなく鳴らされるインターフォンへの対応が、すこぶる胡散臭い。
まずは、インターフォンで対応。
そして扉を開ける段になっても、チェーンをかけたまま、そぉ〜っとまずは覗いてみる…と言った具合。
昨今は日本の安全神話も崩れてきたと言うけれど、フランスに比べたら、よっぽど安全な日本。
なのに、こんな行動を取るあたしって、かなり怪しい人、かも〜。
日本の幼稚園2003年9月25日(木)
*コレは私が知りうる、この地域の一部の無認可私立幼稚園&保育園の話。
当然、良心的かつ熱心に、幼児教育をしている園もあります。
税金はがっぽり取られるが、その分、しっかりと納税者の生活に反映されるフランス生活。
その恩恵を受けて、保育料無料の公立幼稚園で、フランスではお世話になっていた。
その気持ちでいたらば、日本の幼稚園のなんと商業主義なこと!
政治的思惑で教育の場が翻弄されていること!
ひどく腹立たしいこと、この上ない!
@我が家の市では公立幼稚園は一年制。つまり年長しか受け入れない。
なぜかというと、保育料の安い公立校が2年制3年制をやると、ずばり、年少児童を受け入れている私立幼稚園の客が減るから、というので、そちら方面からの反対が激しい。
それでも、保護者からの強い要請を受けて、3校区に一クラス35人だけ、年中児(4歳児)の枠を作った。この需要と供給バランスから考えて、当然くじ引きで、あたりはずれがあるわけ。
同じ納税者として、子供を同じように公立幼稚園へ行かせたいと願っているのに、そんな差が出るのはおかしい!という声が絶えない。
しかし、これは試験的試みで、今後廃止されることはあっても、増えることはないという。
なんでや〜〜〜!
A@ともかぶるが、私立幼稚園&保育園のやり方が、非常に、汚い!
お客様確保のため、私立校の営業方針が、露骨。
公立校は申し込みが10月。
私立校はそれより早い6月前後。即決&入学金+3ヶ月間の保育料前払い。この期間以降の申し込みは、受け付けません、ときた。
もくろみは明らか。
公立校への流出を防ぐため。
あぁ、キタナイッッ!
B行政も、金のかかる公立幼稚園を運営したくない!
少子化の昨今、場所によっては幼稚園の統廃合がありうる。
そこで一番にやめたがるのが、公立校。
だって公立校は、保育料が安くて、親の負担が少ない分、何からなにまで役所の丸抱え。
金がとにかくかかる。
だけど私立校は、援助金程度でいいんだもん。
こんな現況で、福祉に当てる金捻出のため消費税を増やすとか、子供を生めとか、専業主婦は働けとか、よくもよくも、言ってくれる!
いったい誰のために、何のための幼稚園なんだろうね?
公立校と私立校、差別化を図るなら、もっと実力でやってくれ。
それこそ私立校は、カリキュラムの充実とか、早朝&延長保育とか、そういうサービス面で勝負かけてくれ。
ちなみに、現在公立幼稚園生のChichiの保育料は、月7500円+諸費2000円。給食はナシ。
私立校は基本の保育料が大体25000円前後+送迎バス+諸費+給食費+制服その他。
この界隈では、地元の公立幼稚園から小学校へ上がる子が90%以上を占めるので、年少と年中は私立校へ行き、年長だけ公立校へ、というスタイルが定番。
公立校の年長枠は、人数制限ナシ。つまり、希望者は誰でも入園可、ということ。
公立校よ、頑張ってくれよ〜!
虫が好かん2003年4月22日(火)
って言い回し、日本独特じゃないかと思うんですけど。
虫が好かん=生理的に受け付けない=具体的な理由もないが好きじゃない
と言うことよね。
こういう言い方って、フランスでは、通用しない。
どんなつまらないことでも、そう感じるには、理由があるんだ!
その理由を主張しろ!そして、それをネタに、語ろう!
と言ったムードがある。
まぁ日本人が「虫が好かん」という場合、理由を説明するのが面倒だったり、理由をあからさまに言葉にすると「いやらしい」ように思われるから、と言う場合もあるんだけど。
しかし、やっぱり、フランス生まれ・フランス育ちのMimiには通用しないらしく、「虫が好かん」というと、「なんで〜?」の質問攻めにされました(笑)。
サイン2003年2月16日(日)
フランスは、サイン社会である。
人それぞれ固有のサインというモノを持っている。
日本なら「サインして」と言われたら、
一般人なら、至極まっとうに、自分のフルネームを書くところ。
しかし、フランスでのサインというと、独自性さえ認識されれば、
「何書いてんの?1歳児の落書き?」みたいなぐちゃぐちゃ状態のモノや、
「文字とは思えないけれど、なんだか美しい模様?」のようなモノでも、
小切手のサインにもまかり通る。
むしろ、まともにアルファベットでフルネームを書くようなサインだと、簡単にまねされて、盗用される可能性が高いとか。
それで、渡仏当初、「小切手のサイン登録をする時には、苗字はアルファベットで、名前は漢字で、と言うようにすると良い」とアドバイスされた。
さて、日本では…7年前に比して、かなり判子の使用頻度が減っているように思う。
「判子ないんですけど〜」というと、市役所で証明書類を取るときや、幼稚園の申し込みなんかをするときも、「サインでよい」と言われて、ラッキー。
しかし、判子より気になるのが、本人ではないのに、夫の名前を騙ることが多いこと!
銀行で、夫名義の通帳を、妻がその名をかたって、窓口で現金引き落としができるのには、驚き。身分証明さえ、数百万以下の取引では、求められない!
フランスで、同様の手続きをしようと思ったら、あらかじめ、妻のサイン登録が必要。
役所関係も、特に多い!
たとえば幼稚園の書類の保護者欄にサインするとき、保護者=夫、なのである。
「この書類は、私が書いたから」と、女名前を書けば、母子家庭のように見なされるらしい。
でも、夫の名前を書け!と言われるとき、すっごく、むなしい気持ちになってしまう。
私個人の名前では、そんなに無力なの?
個人として、評価されないの?
日本の昔からの風習であって、そう深い意味はないのかもしれないけれど、
フランスでは自分の名前で、何事も解決して生活してきた身には、
ことさら気になったりするのである。
ゴミの分別2003年2月10日
今日は、「燃えないゴミ」の日。
ゴミ収集所に行くと、管理人のおじさんたちがいたので、ヒョイと渡すと、
「おっ、このプラスティックのボトルは、燃えるゴミだよ」とおじさん。
えっ?それって、燃えるゴミ!??
そもそも、何故分別をしなくちゃならないかを考えると、プラスティックは燃やすべきじゃないんでは???
しか〜し、思い出してみよう。
フランスでは、ペットボトル・瓶・新聞・その他しか、分別してなかったぜ。
(4月頃から導入された、より細かいゴミ分別も、なし崩しに、無かったことになってしまったとか?)
しかも、ダストシューター付きアパートだったので、24時間ゴミ出し放題。管理人任せ。
粗大ゴミは、道路放置。
すると誰か必要な人が持ち帰って、リサイクルしてくれる、と言う、何ともおおらかな世界。
(引っ越しなどで、一度期に、大量の粗大ゴミ・不燃ゴミが出る場合は、市役所の担当係にTELして、取りに来てもらう)
それを考えたら、今は、どう分別してる?
燃えるゴミ・燃えないゴミ・アルミ缶以外の缶・瓶・粗大ゴミ・廃品回収として紙衣類+ペットボトル+アルミ缶+新聞+段ボール+雑誌…全部出す日や、まとめ方が違う。
で、プラスティックのボトルとか、お肉パッケージのプラ容器とかは、燃えるゴミ、っと(^^ゞ。
分別にうるさい地域になると、プリンのプラ容器とかも、別に出さないとイケナイとか。
…うぅ〜ん、面倒だ!
よかった、プラボトルが燃えるゴミで(笑)。
自転車2003年1月27日
フランスでは、め〜〜〜ったに、子供を後ろに積んでいるママチャリを見ない。
万が一見かけたとしても、日本のように子供座席を付けたりはしてない。
私が生まれ育った神戸でも、ぼちぼち見かける程度だった。
んが、今度移り住んだ土地は、凄い自転車普及率!
子供を乗っけたママチャリが、走る走る。
それも、一人どころか、前後計2人積んでるぅ〜〜〜!
うちの近所は、神戸以西の大平野部に位置し、どこまで走っても、平坦な土地。
その土地を生かした田んぼが多数の、田舎。
人口密集地ではなかったので、幼稚園やその他学校も、ぽつんぽつんと離れたところにあったりして。
で、幼稚園はママチャリで、小学校は集団登校で、中学校以降はチャリ通学でと、小さな時から自転車になじんできているらしい。
近所の子供たちを見ても、4才ですでに、コマナシ制覇している子も多い。
それに比べて、ふるさと神戸は「山街海」が一体になった土地=起伏が非常に激しい地形で、自転車をこぐのも困難な坂道も多かったりする。
おまけに人口が密集しているし、都市が非常に計画的に造られてきているので、教育施設も隣接しているところが多い。
徒歩で生活しても不便を感じないようにできているんだな。
そしてフランスでは、自転車は、なんと!基本的に車道を走らないといけないんだよ〜。
(↑最近は、自転車道が、かなり整備されてきているけれど)。
と言うわけで、安全面から子供と二人乗りというのは、不可能。
車道で、かなりスピードを出して走れるせいか、自転車は「スポーツ」というとらえ方をしている面が強いように感じる。
そういえば、自転車レースもかなり盛んだ。
休日、自転車ツーリングで、本格的な格好をして走っている人たちも、よく見かけた。
教育施設の設置状況を考えてみると、パリはめちゃくちゃ隣接しているし、地方は車でしか通学できないほど遠かったり…とにかく、自転車の出番はない。
そういう状況下で、暮らしてきた私が、いきなり自転車前後に子供2人乗せて走る…至難の業、です!
新しい自転車を買って、とりあえず、やってみたことは、まず一人で十分乗りこなす練習(笑)。
そして、Chichiを後ろに、Mimiを前に、何とか乗れるようになった!
で、ママ友達たちと、出かけたりするんだけど、彼女たちから見ても、かなり「危なっかしい」らしい。
おまけに、トロい。
私からしたら、逆に、子供二人乗せた重い自転車で、ど〜してみんなあんなに早く走れるのか?驚きの早さなんだけど。
みんな、相当、足腰が強いと見た!
そういえば、このあたりの人たち、腿の筋肉が発達して、ヒップupしているような気が…私も、脱!座布団ケツ!目指して、頑張るぞ〜!
種なしの果物
ニホンの果物は、フランスに比べて、高価で種類も少ない。
だけども甘さ爆裂!非常に美味。
それは、在日の外国人も賞賛するほどだとか。
しかし、7年ぶりに帰国して気づいたことが、一つ。
やたらと「種なし」と称するモノが多いこと。
しかも、それは、贈答用などの特別なモノではなく、
一般家庭用に広く普及している安価めなモノにも、である。
ブドウ、スイカ、柿、ミカン、etc…
フランスでは、ブドウなんて種も皮も食べちゃうのに!
ある日新聞記事で、農家のコメントを発見。
「種なしがもてはやされているけれど、昔ながらの味を知る人は、
やはり、種のある自然な方のモノが、うまみがあるといい、好みます。
我々も自宅用には種ありです。」
やっぱり、そんなもんなのだろう。
布団
フランスでのベット生活から、畳+布団習慣に戻る。
んが、布団って、こんなに大変だったっけ?
夏はともかく、冬は家族4人で10枚以上もの布団の数々。
一家の主婦は、朝、一人で、それらを畳んでは上げ、畳んでは上げ…。
ものすごい重労働である!
何とかならないモンだろうか…。
ビズ
ニホンには「bizou」、いわゆる「挨拶としてのキス」の習慣がない。
在仏中には、bizouをされる度に戸惑っていたり、
仏人の対人距離の近さにちょっと引いたりしていたが、
それが無くなると、それはそれで、寂しい。
日本人にとって「キス」は、特別な愛情を表す意味あいのモノで、
子供同士でさえキスをすると冷やかしの対象にされるくらいである。
Mimiの担任の先生は、初々しい新任の男性である。
初対面のご挨拶の時、先生が腰をかがめてMimiに目線を会わせるようにして
「また、一緒に幼稚園で遊ぼうね」と、バイバイの声をかけてくれた。
Mimiはいつもの感覚で、先生のほほに当然bizouをしようと、大接近。
先生は「ウォゥ!!!」と、奇声を上げて驚いて飛び退く。
「何かと思った!!!」と先生。
とがらせた唇の持って行き場がないMimiを見て、ちょっと切ない一瞬(爆)。
フランスでの習慣を説明し、「受けてもらえれば、喜ぶんですけど…」と頼んで再挑戦。
それでも先生はかなりのへっぴり逃げ腰。
もしかして、ファースト・キス???
それを見ていた、他の子たちは、近所のや〜なおばさん連中のように、ヒソヒソ話をしたりして。
そ〜んなに、ニホンでは異常な光景なのだろうか???
日本語
私の話す日本語は、どうも、おかしいらしい。
みんな、普段の生活に、ことわざ、とか、四字熟語、とか、使わないんですか〜?
私が「のれんに腕押し」「糠に釘」とか、「馬耳東風」「鶏口牛後」とか言うと、みんな笑うんです〜…「日本語を習い始めたフランス人みたい!」ってさ。
実は、日本に帰国した直後、日本語がわからない、
「この人、一体、何が言いたいの?」と思うシーンが、多々あったりしたのね。
ほら、仏語でも、超丁寧語や、えん曲な言い回しをされると、
同じことを言われてても、わかりにくいことってあるじゃない?
語学力が、そこまでのレベルに追いついてない、って言うの?
たとえば、某レストランでの、出来事。
一通り注文し終わったところで、ウェイトレス嬢のたまう。
「コーヒーはよろしかったでしょうか?」
…コーヒー?注文してないよな?
『よろしかった』って、ど〜ゆう、日本語?
何が言いたいの?わからない私が悪いの???
お願い、率直に言って下さい。
(つまり、彼女は「コーヒーもいかがですか?」と、おすすめしたかったらしい。)
…こんな感じで。
役所とかレストランとかで、「もっと率直に、『oui』ou『non』で聞いてくれ!」とか、
「結局それは『○○』と言うことが、言いたいんですか?」みたいな気分になることが多かった。
結局7年3ヶ月フランスにいて、帰国したのは1年半ぶりのことだったんだけど、
そんなに日本語を忘れるもんかなぁ〜。
ともあれ、やっぱり、四字熟語とかことわざとかを、日常会話に用いるのは、変、なんでしょうか?
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